第1回DGA総会 | かけがえのないゴルフ人生

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DGA(日本障害者ゴルフ協会)の事務局長をしています。お給料はなし、24時間のボランティアです。たくさんの素晴らしい障害者ゴルファーからもらう勇気と元気が活動の糧。障害者ゴルフの活動と日々見たこと感じたことを綴ります。



7月4日(土曜日)

期せずしてアメリカの独立記念日にNPO法人日本障害者ゴルフ協会の第1回総会を開催した。

昨年の5月16日にNPO法人を取得してから1年1ヶ月。NPO法人は年間1回の総会開催を義務付けられているし、1年の活動を振り返って会員からも意見を聞いてみようと考えた。

会場はゴルフ場ではなくて、世田谷区が運営する会議室を借りた。出席者は総会で議決権のある正会員に限定したが、地方在住の人も多く、集まってきたのはごく少数の会員。

全員が気心の知れた人達なのだけれど、やはり、総会とか議決とかいうと、やや緊張感があった。

準備もそんなに単純なものじゃなく、この日に合わせて26年度の事業報告と会計報告、27年度の事業計画書と予算書を作った。

ここ数年、ボランティアとしては大会な裏方なども手伝ってくれている税理士のHさんの協力もあって、どこに出しても恥ずかしくないオフィシャルな財務諸表や報告書を作ることができた。

もちろん、26年度の事業報告、会計報告も27年度の事業計画も予算も満場一致で議決されたし、何人かの会員から率直な意見も聞くことが出来た。

活動を数値化することで欠点や改革が必要な部分が良く分かるし、頑張った部分も浮き彫りにされる。

これまでも簡単な年間の収支報告書は作っていたが、総会にかけると皆が認識したということでもっと大きな意味を持つと思う。

法人化は長年、どうしようかとずいぶん悩んできた。手続きに時間がかかることもあるし、毎年所轄庁に報告書を出すなど仕事が増えるため見送っていたが、かなり前から法人化の決断はしていた。

ただ、きちんとした活動をしていれば法人化してもしなくても関係なく、むしろ法人化しても活動内容が貧弱なら有名無実だ。DGAの活動内容には自信があるのでそんな風にも考えてきた。

だが、世間的には法人化しているほうが認知されやすいことは確か。

昨年の世界障害者ゴルフ選手権には協会の信用度を高めるためにも法人化を間に合わせたいと、世界選手権の立ち上げと重なって多忙な最中にNPO法人化の申請書を仕上げ、所轄庁に提出した。

そんなこともあって、第1回総会を無事終え、ホッとしている。やはり法人化して良かったと思う。

余談になるが、法人化する少し前、色々な理由からDGAを離れて行った人達がいた。その中の1人がfacebookにDGAへの一方的な非難をあれこれと書き散らしたことがある。

その時、その書き込みに同調した人達の中に「所詮任意団体」とか「任意団体では限界がある」といったニュアンスのコメントを書いた人達もいた。

そんなことは全くないし、そもそもそんな下衆な人々の言うことなど相手にする必要などない。

けれども、そんな風に揚げ足を取られるのも業腹であり、少なくても今後は「任意団体だからどうの」とか「運営に透明性がない」などという心ないヤジやそれこそ下衆の勘ぐりをされたくないと、その時強く思った。

今後はDGAのホームページにも事業報告、決算報告などを掲載する予定。26年度の報告書は世界障害者ゴルフ選手権があったこともあり、内容、予算共になかなかボリュームがあるのに驚かれると思う。