さようなら、森重さん | かけがえのないゴルフ人生

かけがえのないゴルフ人生

DGA(日本障害者ゴルフ協会)の事務局長をしています。お給料はなし、24時間のボランティアです。たくさんの素晴らしい障害者ゴルファーからもらう勇気と元気が活動の糧。障害者ゴルフの活動と日々見たこと感じたことを綴ります。

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写真は2008年、日本障害者オープンゴルフ選手権を鹿児島の知覧カントリークラブで開催した時の前夜祭での一コマ。

私の左隣で穏やかに微笑む男性が森重明さんです。DGAの役員で、大会では初期からボランティアとして裏方として働き、目立たないけれど非常に貢献していただきました。

九州沖縄障害者オープンゴルフ選手権が初めて鹿児島で開催された時、現地での立ち上げを担当したのは彼でした。地道に足で歩いて支援を取り付けたり、参加者を集めていただきました。毎回の大会で表彰状の入賞者の名前を毛筆で書いていたのも彼でした。

つい先日の日本片マヒ障害オープンゴルフ選手権でもお手伝いをしていただきました。

その森重さんが20日日曜日の夕方、突然亡くなりました。車を運転中に心筋梗塞を起こしたらしいのですが、詳しいことはまだ分かっていません。

一週間ほど前に元気な姿を見ていただけに、今だ信じられません。

大会が終わった後で一緒に食事をしましたが、全く変わったことはなかったです。とんかつ定食を美味しそうに平らげていました。たいていは大会の後は食事などしないで一直線に帰っていた彼が、この時だけ誘いに応じたのは何か虫の知らせだったのか。今考えるとそう思えて仕方ありません。

DGAの活動を裏で支えていたボランティアが亡くなったのは今回が初めてです。森重さんの親友で同郷のDGA役員、真辺和美さんがガッカリしているのでそれも心配。

秋の大会では誰が表彰状の名前を書くのでしょうか・・・。

森重さんの笑顔がもう見られないなんて、とても悲しいです。