家族葬とは何ぞや?

近年流行り?の家族葬。

一般的に家族などの近親者だけ、少ない参列者のみで執り行う葬儀の事を指すのだろう。

しかし葬儀という物はそもそも密葬・火葬式・1日葬・一般葬・社葬位しか無い。
打合せで頻繁に遺族から言われる家族葬。多分大多数の方々が思う家族葬は「人数が少ないから」「家族だけしか参列しない」と言う事を言いたいのだろうが個人的にはそれは間違いだと思う。
参列者が少なかろうが通常の葬儀のようにお通夜→告別式・葬儀→出棺→火葬ならばそれは一般葬だからだ。
唯一の違いと言えば式場が小さい部屋になるぐらい。
まぁ祭壇も小さくなったり葬儀社スタッフも少人数対応になるなどの傾向はあれど基本的にやることが一緒なので葬儀費用も大きくは変わらないはず。

本当に荼毘に付するだけで良いならハッキリと「火葬式」や「焼くだけで」と言いましょう。

巷でよく見「火葬式15万円~」などの触れ込みは焼くだけの「火葬式」ですからね。お通夜も無ければ坊さんも呼ばない。棺に入れて火葬場で焼くだけ。

それじゃいくら何でもと言う方は1日葬や一般葬になる。
だったら参列者は多いほど香典が入るので身銭のぶっ足しは無くなる。下手すりゃ儲かる(笑)勿論お返しも考えなくては駄目だが安いお返しにすれば良いだけ。

割り切って火葬式にするかどうせ葬儀するならたくさん呼ぶ、このどちらかが良いかと思う今日この頃。
全て仕事。

今回の正月に至っては12月28日から1月3日(正確には夜勤なので4日の朝まで)休みなし。

色んな仕事があり正月も働いている人は数多くいても年末年始全く休みがない人も珍しいだろう。
休みに関しては完全にブラック企業だ。

1勤務15時間30分。17時から翌朝8時半までの勤務。家に帰りまた夕方5時には出社の繰り返し。通勤時間考えると家に約8時間しかいない。
体力的には楽だが精神的にはかなりの苦痛。

それもこれも全て人が何時死ぬか解らないせい。

そんな嫌になるときは必ずこう考える。

大晦日・正月が毎年命日になる家族ほど嫌なものはないよなと。

明日4日からいよいよ新年初の火葬場営業。
日本全国でどれだけの遺体が一斉に荼毘に付される事やら。

今年も大晦日・正月三が日と仕事の私。
しかも夜勤(T_T)

おやじ二人で六畳一間の畳部屋で過ごす年末年始。

そんなとき、早速今年最後と思われる搬送以来が入る。

ふぅ~とため息つくも仕事だから仕方ない。最も私達より遺族の方が大変だ。

これから毎年12月31日が命日なんだから。少なくとも三回忌までは正月も普通に喜べないだろう。
しかも正月三が日は火葬場もお休み💤

正月早々に遺体が部屋にずっと横になっているかと思うといくら身内の亡骸でもちと辛いな。