前の記事で、被害にあったメンバーの心の傷、これからの回復について書きましたが、
AKB襲撃事件でもうひとつ気になったことがあります。


それは、容疑者について。
異常者、アタマがおかしいといったことが書かれていて、
気になって調べてみたら、

どうやらこの容疑者は発達障害らしいです。
大人になってから、
仕事するようになり周囲と上手くやれず、
病院でそう診断されたよう。

中学まではうまくやってたらしいこと。
高校に入っていじめられ退学したこと。
という情報も。


こうした情報だけを頼りにするのはいけないのかもしれませんが、

私はこの事件を、
精神異常者が起こした異常な事件。
としてしまうことに抵抗があります。


そう考える根拠は
一つは先天的な問題が無くても、育つ環境によって発達障害的に育つこともある、ということ。です。



今回の容疑者は、どうやら高校入学から周囲とのコミュニケーションが上手くいかず、これが原因でその後の仕事でも上手くやれず仕事を転々、終いには無力感からか仕事をしなくなったようです。

高校や大学、社会人になってから周囲と上手くやれなくなった。
人間関係が築けず、職を転々。

実際に私が相談を受けてきたクライエントさんの中にも、こうした方は多くいらっしゃいます。


中には発達障害の方もいらっしゃいますが、
そうで無い方の方が多いくらい。


何故、先天的な障害が無くても問題が生じるのか?

簡単にいうと、経験。

人間の計画形成は、何も遺伝の影響ばかりでは無く、環境も影響するからです。
その環境の中で何を経験し、学習してきたかがとても大きな意味を持つんです。


カウンセリングに来られる方のケースでも、
大人になるまでのご自身を振り返っていただくと、
ほぼ例外無くコミュニケーションが上手く行かなくなった原因が見えてきます。


例えば幼少期から特定の数少ない友人とばかりいたり、
親が先回りしてあれこれやってあげたり。

この場合ですと、
そのため、老若男女幅広い人々と上手くやっていく、
そのために自分で考えトライする、経験が不足し、
結果、親の目が届かなくなる歳になると、自分ではどうやって人間関係を築けばいいかわからず孤立してしまうことが起こりやすい。
といった具合に。


僕自身、自己主張の強い幼馴染ばかりだったため、
幼い頃から自己主張せずみんなをまとめる役ばかりだった為、
高校では自分で話しかけることすら出来ず、友達0でしたし、

年上の人と遊ぶ事がほぼ無かった為、
大人になってからも暫くは年上の方とどう接していいかわからず黙るだけでした。

(今はどちらも全然平気ですが。)


長くなりましたが、
今回の事件に話を戻すと、
この容疑者と同様に人間関係が上手くいかず孤独になる…といったケースは、
先天的な障害の有無にかかわらず、
誰にでも起こり得ると知っておいて欲しいです。

特に、
核家族化が進んだ環境で育った僕と同年代(35歳以下)や、
考えトライし、競争する経験が不足しているゆとり世代以下は、
人間関係で悩んで相談に来られる方が多いです。
(6年前の秋葉原事件も、当てはまると私は思います)


もちろん実行した容疑者は悪い。
ですが、
彼と同様の心の闇は誰でも抱え得る。
そして、何かが引き金となり…。

なので、
普通の人が起こした、異常な事件と捉える方がより正確なのではないでしょうか?
そして、その前提に立った上での危機管理が必要だと私は思います。




人間関係を上手くやれず悩むあなたのための心理カウンセラー、藤田大介です。


日曜日のあの事件、本当に驚きました。
AKBの握手会で起こった襲撃事件。
美容室で髪を切ってもらった後、何気無しに携帯でYahooを見たら、
AKB、握手会、ノコギリ、襲われる…。
信じられないというか、ショッキングで。
私はファンではありませんが、何故?容態は?と気になり、
その後も情報が上がるたびにチェックしていました。

襲われた2人と警備のスタッフの方も大事には至らず、良かったとは思いますが、
仕事柄気になるのは、やはり襲われた2人を含めたAKBのメンバーの方々の心の傷。


既に被害にあった本人達から「元気です」「大丈夫です」といったメッセージが発信されているようですが、正直、心配なのはこれからではないかと思います。


襲われた時の恐怖やショックは今、安心できる環境にいるでしょうから日に日に和らぐでしょう。

これ自体はとても大切な事です。


ただ、仕事復帰しまた握手会に出た時、握手会に限らずファンの前に出た時、
強い不安や恐怖を感じる可能性は十分考えられます。
実際に復帰しなくても、復帰を考えただけでそうなる可能性だってある。

また、イベントが続々中止になっていることも当然知っているでしょう。
予定されていたイベントが中止になれば、それの対応に追われる人がいて、また楽しみを奪われてしまう人もいる。
落ち着きを取り戻せば、こうした現状について色々考えてしまう可能性もあるでしょう。


今回の件は、被害にあった本人達は何一つ悪くない、不運な出来事です。


ですが、頭でそう分かったとしても、中々割り切れないのが人間で、
だからこそ得てして自分を責めたり、無理してしまったりしてしまう。
そうして、心に負担をかけてしまう。
こうしたケースも怖い。



私は基本的にカウンセリングで癒しを目的にはしません。
ご自身の考え方や行動、ひいては生き方の変容こそ重要だと考え、そのサポートをさせていただいています。

ただそれは、人間関係の悩みの殆どは、同じようなケースで同じように行動するが故のものだから。
だから本人の変化成長が効果的と考えています。



しかし、今回のようなケースは別です。
被害規模も凄惨さも比較にならないでしょうが、本人は全く悪くないという視点で言えば、3年前の震災被害者の方々の心の回復が参考になるのではないでしょうか?



癒し。
ありのままの感情を、本人がしっかり吐き出し、受け止めること。


カウンセリングで言えば、
傾聴やカラーセラピー、アートセラピー等の各種セラピーが有効でしょう。
(私はこの春までこうしたセラピーのNPOで理事を務めておりましたが、団体を代表し理事長が被災地にて子供達にセラピーを実施し、喜んでいただけた経験からも言えます)


また、周りの方々も、励ましやアドバイスよりもまず、
被害にあった本人達の話を、その気持ちをそのまま一緒に感じるイメージで話を聞いてあげる。


こうした環境が、年単位長いスパンできっちり整えられるかが、
彼女達の心の回復には重要だと、私は思います。







こんにちは。
藤田です。

今日は動画撮影をしていました。
YouTubeに投稿するためのものです。


会議室に、一人。
iPadの前で、一人喋り。


苦痛でした。

リアルセミナーで人前でしゃべるのは全然平気なのに。


自分の声が嫌いです。
カメラに映る自分が嫌いです。
原稿をセリフのように覚えられない自分が嫌いです。
すぐにかむ自分が嫌いです。

自己嫌悪の嵐です。

ですが、これも成長の過程だとおもってやるしかありません。


ですが、
会議室のレンタルを延長し、
なんとか撮り終えました。



これも慣れれば変わるのでしょうか?