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地下鉄初体験

今日は日曜日。


先週に引き続いて昼間はワシントンスクエアパークへ。



夜は今週もブルックリンのライブハウスのオープンマイクに行くのでそれまで中途半端な時間ができてしまった。





さて。


いよいよその時は来たようだ。




地下鉄構内でのパフォーマンス。







初体験に選ばれた場所はユニオンスクエア駅。



この駅は3つの線が通っているのでホームではなく乗り換え通路に場所を定めた。

 




ニューヨークの地下鉄パフォーマンスは厳しい審査をクリアしなければならないライセンス制なのだがそれはあくまで「原則」らしい。


ギターケースを広げた瞬間に目の前にポリスが現れたのだが俺の存在は無視。

次に地下鉄職員も何度か現れたがこれも俺は無視。



どうやらそこでのパフォーマンスはお咎め無しのようだ。




そこで約1時間のパフォーマンス。


自分の歌と「カタカナ」の歌を織り交ぜて歌った。





俺もニューヨーク名物の一つ、地下鉄パフォーマンスに参加させてもらったわけだ。





しかし、謎の東洋人が日本語でアメリカンフォークまがいの歌を歌うのって奇妙な光景だろうな。


「掟破りの逆ジェロ状態!」って感じか。





そんなこんなで福井大輔のニューヨーク地下鉄パフォーマンス初体験は無事終了。





味をしめた福井大輔は当然のごとく次の機会を探しているのであった。

ハッピーバースデー、ジョン

今日、10月9日はジョン・レノンの誕生日だ。

ジョン・レノンといえばニューヨーク。


セントラルパークにあるストロベリーフィールズにギターを持って出掛けた。



午後1時頃に着いたのだがそこはもう黒山の人だかり。


何人ものギターを抱えた連中とそれを取り巻く人たち。

多くの人たちがジョンやビートルズのTシャツを着ている。


その年齢層の幅広いことと言ったら驚きだ。

若者から老人まで実に幅広い年齢層の人たちがみんなで大合唱している。


ジョンがまだ生きてたら…、なんてことは別にして改めて彼の偉大さを痛感した。



そんな中に俺も加えてもらった。


一緒にギターを弾いてジョンやビートルズの歌をみんなと歌った。



ほんの一瞬の些細な事だが世界の音楽の細胞の一つになった気がした。


貴重な体験だ。



ハッピーバースデー、ジョン。


サンキュー、ジョン。

スティーブ・フォーバート

今夜はニュージャージー州のウッドブリッジという田舎町。


マンハッタンから電車で30分くらいの町だ。


ここにある教会で不定期ではあるが水曜日の夜、アコースティックコンサートが行われている。



今夜の出場者はなんと、あのスティーブ・フォーバートだと知り行ってきた。



あらかじめ調べて行った教会の場所なのだがプリントアウトした地図を宿に忘れてきてしまった。

記憶を頼りに探し回り途中で何度か訊ねたりで一時間ほどの捜索でその教会にたどり着いた。



中に入りコンサートは見れるかと聞くと親切に当日券を売ってくれた。


当日券を買い開場時間まで周りを散策。



会場に戻るとちょうど開場したところで中に入った。



教会の祭壇がステージだ。

ボーカル用とギター用の二本のマイクと共にスティーブ・フォーバートのトレードマークともいうべき使い込まれたボロボロのサザンジャンボが置いてある。


開演時間の十分くらい前にステージにスティーブが現れた。

ギターのチューニングをしたりで開演を待っている。

その前で町の偉い人(このコンサートシリーズは町おこし行事の一つのようだ)が何人か挨拶をして開演時間ちょうどにスティーブの第一声だ。


ギターとハーモニカだけのスタイルで一曲毎にジョーク混じりのMCを挟んでショーが進んでいく。


かなり高齢者ばかりの客席ではみんなスティーブに合わせて一緒に歌ったりリクエストを叫んだり(こういう人はジョークでかわしながらちゃんと応えるのだ)。


アメリカのコンサートのイメージの通りのアットホームで温かい、それでいてしっかりとミュージックショーとしての緊迫感は存在するそんな素晴らしいコンサートだった。


日本でも極限られた一部のシンガーにしかできない(やらない)コンサートの形がここにあった。


つくづくアメリカのミュージックシーンの素晴らしさには心を打たれる。
感動した。



終演後スティーブが出口で残っていたお客さんを一人づつ見送ってくれた。


即売会で買ったり自分で持ってきたり(日本じゃ有り得ない)CDやレコード(!)にサインをしてくれ、なんとツーショット写真にも応じてくれるのだ。


もちろん俺ももらったさ(笑)。


スティーブ・フォーバートのサインにツーショット写真をゲットだぜ!



スタジアムで見るスーパースターのコンサートと、その対局にあるかのようなこういうコンサート。


当然帰国してからの俺の活動に大きな影響を残すに違いない。



今夜もまた最高の夜だ。

ニューヨークライブ

昨夜と今夜、こっちのライブハウスで歌った。


前にも書いたことがある「オープンマイク」というやつだ。



昨日はブルックリンにある小さなライブハウス。
今夜はグリニッジビレッジの老舗ライブハウスだ。


あらかじめスケジュールは調べてから来てるのだがなんせ言葉が通じない。

中学一年夏休み程度の英語で「オープンマイクに出たくて来たんだがどうすればいいんだ?」なんて聞くわけだ。

返ってくる返事は当然現地の英語。


辛うじて(ほんとに辛うじて)聞き取って昨日も今日も滞りなく参加することができた。



あらかじめ番号の書かれた紙が廻され好きな番号のところ(歌う順番だ)に名前を書く。

そして名前を呼ばれたらステージに上がるというシステムだ。


呼ばれるまで他の参加者のパフォーマンスを見ながら緊張が最高潮に達してくる。


自分の勇気と無謀さに自分で敬意を表したくなる(笑)。



名前を呼ばれてステージに上がる。


その瞬間、不思議と平静になる。


普通にステージに立っているいつもの俺がいた。

違うのはまず自己紹介を英語ですることだ。


まだアメリカに来たばっかりで英語は喋れないし皆さんが何を話してるのかさっぱり解りませんという事を言うのだが何故か通じてたみたい。


しかも俺の名前はアメリカに同じ名前の有名人がいるのでジョークに使って笑いを取る。


掴みはOKだ。


そして日本語でアメリカンロックを弾き語る。



喝采を頂戴した。



まだ2本だけだが俺のニューヨークライブは大成功だ。


すごく清々しい気持ちでこれを書いている。


まだ何軒かのライブハウスに出る予定だ。


昨日や今日の店もまた出るつもりでいる。



日本に帰ったらしっかりと実を結ぶようにニューヨークでちゃんと花を咲かせていきたい。



いいパフォーマンスが今回の旅の必須科目だ。

俺は帰ってきたんだ

ニュージャージー州イーストラザフォード。


そこに10年振りに行った。

ジャイアンツスタジアム。

10年前はその向かい側のコンチネンタルエアーアリーナ(今はネーミングライツでアイゾットセンターと呼ばれる)だった。



ここで10年ぶりにボスと再会した。


還暦を迎えたボスはスクリーンにアップで映し出されるその顔に老いは隠せない。

しかしそのパフォーマンスはこんな60歳いるかというくらいパワフルだ。


俺が憧れに憧れて追いかけ続けてきたボスがそこにいた。



オープニングは新曲だった。

溢れ出そうな感情を抑えながら聞き入った。


2曲目。

切れた。


涙が溢れて溢れて止まらない。


目の前でボスが十番街を熱く燃やしている。


何度も涙を止めようとしたが一曲一曲が感情を沸き立てる。


ほとんど号泣しっぱなしの3時間だった。



ボス、俺は帰ってきたよ。
10年もご無沙汰して申し訳ない。

ここにいてくれてありがとう。


我が心のボス、ブルース・スプリングスティーン。