2.日本のプロ野球
日本のプロ野球というと、厳密には日本野球機構(NPB)によって開催されるリーグや、アメリカのメジャーリーグ(MLB)を指す。しかし、日本の野球ファンが思うプロ野球は、日本のプロ野球を指すのが一般的だ。ちなみに1950年代まではプロ野球ではなく「職業野球」と呼ばれていた。
プロ野球は近年だと3月下旬から9月末までがレギュラーシーズンで、この期間で1チームあたり合計143試合が行われる。クライマックスシリーズ(CS)や日本シリーズなどのプレーオフを含めると10月末まで野球が楽しめるというわけだ。
チームは12球団あり、6チームずつ2つのリーグに分かれて試合を行う。
詳細は以下だ。
セントラルリーグ(セ・リーグ)
巨人、阪神、中日、ヤクルト、DeNA、広島
パシフィックリーグ(パ・リーグ)
日本ハム、楽天、ロッテ、西武、オリックス、ソフトバンク
基本的に同じリーグのチームと戦うが、交流戦で年間18試合は別リーグのチームと対戦する(2022年現在)。
レギュラーシーズンは143試合で、各リーグそれぞれ上位3チームがクライマックスシリーズ(CS)に進出する。そこで優勝したチーム同士が、最終決戦の場となる日本シリーズで激突し、勝者がその年の日本一となる。以上が基本的なルールと全体スケジュールだ。
ここからは個人的なことと、プロ野球のおすすめの楽しみ方を書いていきたい。
まず、私は巨人ファンだ。ファン歴は20年前後といったところか。子供のころ親に東京ドームに連れて行ってもらい、そこでの熱気や大きな声援に興奮したのを覚えている。そして徐々に巨人のことが気になり、気づいたらファンになっていた。
高校生まではお金の問題もあり気軽に応援は行けず、年1回行く程度だった。大学生になるとバイトをしてお金に余裕が出てきたので、かなり現地観戦にはまった。
多い年では、年間20回以上行ったのではないか。シーズンは約半年なので、月3~4回は行った計算になる。確かに毎週のように行っていた記憶があるので、あながち間違いではないだろう。
現地観戦は、最初は東京ドームばかり行っていた。家から通える距離だったし、何より巨人の本拠地なので周りも巨人ファンが多い。収容人数も国内屈指で、ホームランで点が入った時などは大歓声が球場を包んだ。
観戦する席にも特徴がある。内野席では基本的に座って観戦するのに対し、外野席では味方の攻撃時に立って声を出して応援する(現在はコロナ禍のため禁止)。
選手ごとのテーマソングを歌ったり、チャンスの時にはチャンステーマを歌ったり、応援団と一体となって応援する。外野での応援が楽しく、人気のエリアなのでチケットはいつも争奪戦だった。買えた時はラッキーで、数日前からワクワクしたものだ。しかも殆どの内野席より価格が安かった。
このように東京ドームに頻繁に通っていたが、次第にほかの球場はどうなのかと興味が湧いてきた。そして、初めて対戦チームの本拠地に行ってみた。これをファンの間では遠征というが、私も大学生の時についに遠征デビューをしたのだ。もちろん巨人ファンなので、巨人戦が行われる日という制約のもとで行った。
といっても最初は同じ都内の神宮球場で、東京ドームから大して距離もない。ただ初の屋外球場ということもあり、自然な風がとても気持ちよかった。応援や声援の大きさ・響き、球場の雰囲気も東京ドームとは違い、新鮮な感覚だった。さらにほかの球場も行ってみたいと思い、そこから地方遠征が始まることになった。
次に近かったのが神奈川にある横浜スタジアムで、神宮を訪れてから比較的すぐに行った。この2チームはセ・リーグで対戦機会も多いことから気軽に行けたが、同じリーグだと残りは名古屋、大阪、広島と長い遠征になる。この辺は今後旅行ついでに行こうと思い、交流戦の際に埼玉の西武ドーム、千葉のZOZOマリンスタジアムに行った。
日帰りで行けるエリアはこれで終わり、残った7球場は年2か所ほどを旅行ついでに(というか観戦ついでに観光が正しい)巡った。学生の時に全部制覇することは叶わなかったが、社会人になってからも長期休暇や有休を駆使し、ついに国内12球団13球場(オリックスのみ京セラドームとほっともっとフィールド神戸の2つ)を制覇した。
遠征しようと決意してから5年ほどかかった計算になる。頑張れば1年で行けたかもしれないが、楽しみは少しずつ消化したい性分なので5年になった。来年には日本ハムの本拠地が新球場に移転するので、もちろん行こうと思っている。今から楽しみだ。
プロ野球ファンになると、現地観戦でこうした全国巡りという楽しみ方ができる。サッカーなどでも可能だろうが、野球は全国の都市圏に本拠地があるので、どこに行っても観光地として楽しめるエリアだ。
観光ついでに観戦する、あるいは観戦ついでに観光するといった一度に二度おいしい旅行ができるので、プロ野球ファンになって全国の球場巡りをするのをおすすめしたい。