最近カード業界が熱い!これを聞いてピンとくる方は、その世界についてある程度の興味を持っているのではないでしょうか。あるいはどっぷりと浸かっているかもしれません。
カードといってもいろいろな種類がありますが、今回扱うのはトランプカードではありません。では何かというと、ずばりトレーディングカード(TCG)です!
そもそもトレーディングカードとはいったい何なのでしょうか。Wikipediaによると「個々に異なる様々な種類の絵柄や写真が印刷されていて、収集(コレクション)や交換(トレード)されることを想定して作られ販売・配布される鑑賞用またはゲーム用のカード。英語圏ではコレクタブルカード(Collectable Card)とも呼ばれる。日本ではトレカと略されることが多い。他に応募券や金券の要素を持つカードなどもある。」とあります。
要するに、様々な種類の絵柄がプリントされたカードを集めたり交換したり、あるいはそれを使ってゲームをしたりして楽しむ、コレクション性のあるカードということです。こうしたカードなどを多数集めている人々のことを「コレクター」とも言います。
ここまで聞いて「ただのカードオタクのことか」「ただの紙切れを必死こいて集めるとか理解できない」といった感想を抱いた皆さん、待ってください!多様性が叫ばれる今の時代にそんな拒否反応を示さないでください…(※全部個人の妄想です)
たとえ似たような感想を持っている人も、自分の趣味や生活で集めているものはないでしょうか。例えば雑誌や食器やアクセサリーなど…本質的にはそれと同じです。集めている対象がカードなのであって、集める行為そのものはどれも同じです。別に靴でもプラモデルでも洋服でもいいのです。用途などは違うかもしれませんが、そこはご容赦を…
これでコレクターという人種に抱いていたかもしれない誤解は解けたはずなので、ここからはなぜトレーディングカードが近年盛り上がりを見せているか書いていきたいと思います。
近年と言いましたが、私の感覚では大体2020年あたりから急に盛り上がりを見せてきたと思っています。この時期に何があったか。そう、新型コロナウイルスです。
コロナによって人々が外出を自粛し、家にいる時間が多くなりました。当然これまで外に出かけることが多かった人や、そうでない人まで等しくおうち時間が長くなったと思います。旅行や屋外スポーツなど、外で過ごすアクティビティは激減しました。そこで、家でも完結できる趣味として注目されたもののひとつがトレーディングカードだったのではと予想しています。
とはいえ、それだけ?と思う方もいるかもしれません。正直それが全てではないと思いますが、コロナが業界の盛り上がりの大きめの要因になったのは間違いないと思います。
それに、コロナは日本だけでなく世界中で起こった災害です。なので、このカードブームは日本だけでなく、海外でも起こっているのです。むしろ海外のほうが需要は高いのでは、とすら感じています。
ちなみに軽く調べてみると、2021年度のトレーディングカード業界の市場規模は前年度比145.6%で、金額ベースでは約558億円増えたとのことです。前年度から約1.5倍はすごい数字ではないでしょうか。しかもこれは2021年度のことなので、2020年度から比べるとさらにすごい数字になっていると思います。
これだけ市場規模が拡大しているのにはどんな理由があるのか。いつものように、この世界に浸かっているものとして個人的な考察をしてみます。
1つ目は、集めやすいということです。カードの大きさはものによって微妙に違いますが、殆どのカードは一般的なトランプカードと同じくらいです。当然、一枚一枚の重さも軽くサイズも小さいため、コレクションするのに大きなスペースは取りません。カードを保護する厚みのあるケースもありますが、それを利用してもスニーカー、洋服、本などと比べ圧倒的に保管が楽です。何百枚も持っていても、部屋や物置がカードで埋まることはないでしょう。
欠点があるとしたら湿気です。カードは紙なので、湿気や乾燥がひどいと曲がってしまいます。適切な湿度で保管すれば曲がっていても元に戻りますが、そこは気をつけるポイントです。
2つ目は、ゲーム性です。これはカードの種類によって存在すしないものもありますが、例えば有名どころのポケモンカードや遊戯王カードはゲーム性を兼ね備えています。集めたカードを使ってほかの人と対戦し、勝利を目指すゲームですが、これがまあ奥が深い!
歴史があればあるほどカードの種類も多くなり、ルールも多様化してくるのでプレイヤーを飽きさせることがありません。この2つのカードゲームは国内大会や世界大会も行われているので、この大会のために情熱を注いでいる人も多いです。
3つ目は、資産性です。カードはいろいろなジャンルのものが膨大な種類あります。なので、当然その中で人気のあるカードとないカードが出てきます。人気のあるカードやレアリティの高いカードは値段も高く、反対に人気のないカードやレアリティの低いカードは値段も安くなります。
ゲーム性のあるカードの場合、ゲーム環境が変わることにより使い勝手がいいカードが値段をつけることもあります。しかし、基本的に高くなりがちなカードはレアリティの高いカードや排出率の低いカード、イベントなどでもらえる一般販売されていないカードなどが多いです。一般販売されていないカードはプロモーションカード(略してプロモ)と呼ばれています。また、レアリティの高いカードは何枚に一枚どころか、何十パック・何箱に一枚しか入っていないことも多いので、必然的に排出率の低いカードとも言えます。
ちなみにカードは基本的に1パック単位で売られており、大体1パックには1桁枚数(5枚など。ものによって10枚以上もあり)のカードが入っています。そのパックが複数入っているものがひとつの箱にまとめて入っており、それを1箱という単位で使います。これもものによりますが、1箱10パックであったり30パックであったりします。
話がそれましたが、プロモだけではなく、通常販売されているパックの中からもまれに高額カードが出るので、新商品が発売されると狙って買う人も多いです。そして、それらの中には目を疑うような金額のカードも存在します。無知の人には意味が分からない世界に見えることでしょう。でも、趣味の世界とはどこもそんなものなので、割り切って受け流すのがいいと思います(笑)
ここまでざっとカード業界が盛り上がった理由について考察しましたが、ここからは特に人気なカードのコンテンツについて書いていきたいと思います。今回扱うコンテンツはポケモン、遊戯王、野球(MLB)です。
いずれも近年の盛り上がりに大きく貢献したコンテンツであり、私自身も程度の差こそあれコレクションしているので書けます。ほかのコンテンツは正直書けない…やはり業界は同じでも、コンテンツによって思い入れなどが全く違うので他は別の世界に見えます。趣味の世界とは本当にニッチな世界ですね(笑)