第一不動産の滝でございます。


 08年版『レジャー白書』(社会経済生産性本部)によると、若い世代の余暇の過ごし方が「貧困化」しているという結果が出ました。わかりやすく言うと、近頃の若者は遊ばなくなった、ということになります。

 調査は、全国の15歳以上の男女3,000人を対象に実施されました。07年の1年間に旅行、カラオケ、ドライブといった、計91種類の“遊び”に何回参加したかを聞き、10年前の調査結果と比較しています。

 まず、レジャーの「種類」の動向については、一人が1年間に経験した遊びの種類数は、この10年間で17.8種類から14.5種類に縮小しています。減少傾向は全世代でみられますが、特に10代~20代が顕著でした。10代に限定してみると、15.6種類で、10年前より6種類も減っています。

 種類内容別には、動物園、映画、遊園地といった近場の行楽に出かけたり、ウチでTVゲームを楽しんだりして余暇を楽しむ人が増えた一方、国内観光旅行は06年と比べて伸び悩んでいます。

 レジャーに費やす「時間」と「お金」については、「余暇時間」が増えたとする人は16.3%で前年より2.5ポイント増加。92年から続いた減少傾向に歯止めがかかりました。しかしその一方で「余暇時間」が減ったとする人も27.8%で前年より0.9ポイント増えています。背景としては、団塊世代の退職などで時間的にも金銭的にも“ゆとり”が持てた人と、派遣やパート労働に追い立てられて“ゆとり”どころではない人の二極化の現象が見られます。遊びの世界にも“格差“が忍び寄ってきているのでしょうか。

 『白書』では、特に若者の余暇スタイルに大きな変化が生じた要因として、携帯電話のメールやインターネットに時間やお金を割いていることが大きいと分析。また、賃金の抑制によって可処分所得が思ったほど増えないこと。加えて、子供の頃に親が様々な体験をさせていないといったことも、若者のレジャーの「貧困化」を招いた一因ではないかと指摘しています。
このまま行くと、レジャー産業の市場規模はどんどん縮小していく恐れが!?

※参考:朝日新聞