価格が100円だから「100円ショップ」。
いくら原油や原材料が高騰しているからといって120円にしてしまっては 「100円ショップ」の名がすたる、 とばかりに各社、仕入れ値上昇の波を受けて知恵を絞り奮闘中です。
「昨年末から卸各社さんから軒並み値上げ要請が増えている。 これまで我慢してもらってきたが、 そろそろ受け入れざるを得ないものが多くなってきた」(キャン・ドゥ)。 そんな切迫した背景もあって各社が力を入れ始めたのが 「プライベートブランド(PB=自主企画)商品」の開発です。 「ダイソー」(本社:東広島市)は別格として、 業界3位の「セリア」(本社:大垣市)では、 現在『生活良品』の名で展開するPB商品が約2,000品目、売上高の3%を占めています。 今後は、雑貨や文具を中心にアイテムを増やし、08年内に10%まで引き上げる計画です。 これまでPB商品の開発にそれほど熱心だったわけではありません。
たしかにPB商品は粗利益率が高いのは魅力ですが、 売れ残った場合は自社在庫として抱えなければならないリスクがあったからです。
しかし、そういった過剰在庫を回避するため、 各社はPOS(販売時点情報管理)システムの導入を本格化し、 需要予測の精度を高め、ムダの生じない計画的発注で乗り切ろうとしています。 “安い!”という価格訴求力を最優先してきた100円ショップ業界。
今後は、オリジナル商品の開発を加速させることで、 他店との違いを打ち出す必要性に迫られてきているようです。 |