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ゴルフ強者の理論「賭けに負けて悔しければ、練習すればよい」は、いまだに好きになれず、スコアが悪くて機嫌の悪い人を見ると「たかが、ゴルフ。10打や20打、スコアが悪くてもいいじゃん。プロじゃないんだから」と、スコアに関しては、存外淡白です。まあ、この辺の精神的甘さが、上達を妨げているのだろうけど、それにしてもスコア、スコアと数字を追い続けるのはどうも性に合いません。
しかし練習しているにも関らず、スコアが伸びないときは、さすがにがっかりするけど「○○に負けて悔しい」とか「オリンピックでたっぷり取られてくやしい」とかになりません。その話をするとゴルフ仲間のAさんが
「ねえ、ハルさん、スコアはやっぱり気にして練習した方がいいよ。ハンデをもらったとしても大概上手な人が勝つじゃない。3回に1回は勝つとして、差し引き1回負けるわけだ。これを年間60回やると20回負ける計算になる。一回1000円負けるとして、年間二万円負け。これが10年になると20万円、ハルさんがこれからゴルフ人生を20年送るとして、少なくとも40万円を勝ち組に払うことになるんだよ」
と興味深い話をしてくれました。勝ち負けなんて、どうでもいいじゃんと思いながらゴルフをして、負けばかり続けば、積もり積もってとんでもない金額を支払うことになります。
さあ、練習もろくろくせず「今日も、また取られちゃったよう」とお嘆きのダッファー諸君、いまこそ目覚めましょう。負け組みから勝ち組へジャ～ンプ！
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