国内メジャー第2戦、ソニー日本女子プロゴルフ選手権が終了しました。
コースセッティング担当者によると想定優勝スコアは10アンダーということでしたが、山下さんと吉澤さんが9アンダーで並びプレーオフになりました。
ほぼ想定スコア通りの試合結果となりましたが、アンダーパーフィニッシュが28人でした。
初日は20人、2日目終了時も20人、3日目終了時に25人でしたので、決勝ラウンドでスコアを伸ばした選手が多かったようです。メジャー設定はアンダーパーの選手が少しずつ絞られ、団子状態にならないというのが相場ですが、今回は違いました。グリーンが遅かったことでメンタルを削られるような痺れるパットシーンが少なかったですね。ただ、ラフに入れると厄介で、パーセーブが難しいシーンは決勝ラウンドでも見られました。
山下さんは71、70、69、69と派手なスコアは出ないものの着実にスコアを伸ばしていきました。派手なスコアが出なかったのはパットがいつもの山下さんほど入らなかったからと思います。フェアウェーキープ率がいつもの山下さんほどではなかったですが、パーオン率は1位でした。飛距離は出ないですが長いクラブで確実にグリーンに乗せることができています。パットが入っていれば楽勝で15アンダー程度まで伸ばしたでしょう。アメリカツアーの速いグリーンに慣れすぎていたのかも知れません。
吉澤さんが山下さんとのプレーオフに持ち込みました。パットが上手な選手で、ロングパットを残していても3パットをするような雰囲気はありませんでした。最終日もノーボギーの安定したゴルフでした。吉澤さんのメンタルも安定していましたが、プレーオフでは少し力んだのかも知れません。18番はティーショットをラフに入れると厳しいですから、ティーショットを打った時点でジ・エンドでした。
1打差の3位タイに勝さん、竹田さん、桑木さん、仲村さんが入りました。
勝さんは1m以内のパットを2回外してしまい、これが直接の敗因になりました。最終日の優勝争いで2回もショートパットを外すと優勝できないですね。パット巧者だけに驚きました。
竹田さんは3日目に驚異的な63を叩き出し、その反動が最終日に出ました。ゴルフの定石です。それでも後半を3バーディノーボギーとして優勝争いに絡みました。3日目はミドルパットがポンポン入ったようですが、パットが課題とされてきた竹田さんなので、2日続けてパットが入り続けることはありません。今シーズンは思ったほどの成績を残していない竹田さんですが、この試合が今後に結び付けば良いですね。
桑木さんの最終日は思ったようなショットが打てていませんでした。それでも優勝スコアと1打差まで迫ったのは全英女子優勝の自信から来るのでしょう。やはり、ゴルフは技術だけでなくメンタル、特に自信を持って試合に臨むことができるかどうかで決まります。
畑岡さんは最終日ベストの65で1オーバーの28位タイから一気に6アンダーの7位タイに順位を上げました。結果的には2日目の76が痛かったですね。72なら10アンダーで優勝でした。
アメリカツアーで苦戦が続く馬場さんが予選通過して31位タイでした。馬場さん向きのコースではないと思いましたが、パットが好調で大きく崩れることがありませんでした。
古江さんはやはり本来の調子ではありませんでした。本来の調子があれば山下さんのようなゴルフが出来た筈ですが、4日間通してバーディが少なく見せ場を作ることができませんでした。
上位9人のうちアメリカツアー組が5人、来年からアメリカツアーに参戦する桑木さんを含めると9人中6人がアメリカツアー組になります。国内ツアー勢は少し寂しいですね。今大会はアメリカツアー組の参戦で試合が引き締まった感じがしましたし、レベルの高さを感じました。