2024年の平均パット数トップテン選手です。2023年と比較しました。
臼井さんは2023年に規定ラウンド数に達していなかったため2022年との比較です。
2024年 ← 2023年
山下さん 1.7214(1位)←1.7256(1位)
臼井さん 1.7486(2位)←1.8466(79位)
竹田さん 1.7519(3位)←1.8048(35位)
森田遥さん 1.7530(4位)←1.7701(7位)
河本さん 1.7536(5位)←1.8263(60位)
岩井明愛さん 1.7554(6位)←1.7560(4位)
小祝さん 1.7600(7位)←1.7782(16位)
岩井千怜さん 1.7629(8位)←1.7549(3位)
鈴木愛さん 1.7645(9位)←1.7374(2位)
尾関さん 1.7743(10位)←1.7750(13位)
平均パット数はパーオンしたホールでのパット数ですからバーディ(イーグル)チャンスでの勝負強さを知るデータになります。パットの巧拙を示すスタッツですが、パーオンした時のピンからの距離にも影響されます。
パーオン率が高くて平均パット数も良い選手が理想的です。短い距離のバーディパットが多く、しかもバーディチャンスを逃さないパットの上手さも持ち合わせています。
山下さんがその典型例ですし、岩井明愛さんも同様です。
竹田さんは前年よりも平均パット数が0.05良くなったことで年間女王を獲得しました。もともとショートゲームが課題と言われていた選手ですが、見事に課題を克服したシーズンだったわけです。パットが本物かどうかは1シーズンだけのデータなのでわかりません。
パーオン率が低くて平均パット数が良い選手はパット巧者です。森田遥さんと鈴木さんが該当します。ただ、鈴木さんの平均パット数が9位というのは少し気になりますね。1.75以下で5位以内というのが定位置でしたからね。年齢とともにパットが少しずつ入らなくなる傾向がパット巧者の鈴木さんにも迫りつつあるのかも知れません。パーオン率も平均パット数も下げたのに2勝した鈴木さんは勝負強いのでしょうね。優勝争いした時の鈴木さんの集中力が相手選手にプレッシャーを掛けるのでしょうか。
河本さんはショットもパットも改善したことが活躍に繋がりました。
臼井さんはパットが2022年よりも0.1も改善しました。パットが向上したことが優勝に直結しましたが継続するかどうか・・・。
初優勝期待の佐久間さんは1.7745で11位でしたが、1.75程度になれば複数回優勝できると思います。