国内女子ゴルフツアー前半戦が終わりました。
今週はアメリカツアーメジャー第4戦のエビアンチャンピオンシップが開催されますが、今日は国内ツアーの話題です(笑)。
プロスポーツですから優勝回数が一番重要だという考え方もあるでしょうが、優勝イコール実力というわけではありません。
例えば今シーズン優勝した選手のうちメルセデスランクを見ると、新垣さん38位、臼井さん41位、阿部さん47位となっています。予選落ち回数では臼井さんが6回、新垣さんと阿部さんが8回です。共通しているのは優勝した試合以外では殆ど上位に入っていないということです。こういう優勝者が毎シーズン数人出てきます。優勝した1試合だけショットとパットが噛み合ったということですね。
山下さんは今シーズン優勝していませんが、パリ五輪出場権を逆転で獲得したように国内ツアーを代表する実力者です。
メルセデスランクは海外メジャーでのポイントが加算されるので純粋に国内ツアーの実力を評価する指標とは違うのですが、それでも山下さんの実力は今の国内ツアーではナンバーワンだと言い切って良いでしょう。
優勝は運も必要ですから今シーズンは今まで勝ち運に恵まれていないと言うしかありません。彼女の場合は勝てない選手ではありませんから、勝つために何かが足りないというわけではありません。国内で13試合出場して9試合でトップテン入り、19位タイが最低成績というのは立派な成績でしょう。
やはり、実力を示すのは平均ストロークですね。平均ストロックトップテンです。
1 竹田さん 3勝
2 山下さん 0勝
3 小祝さん 2勝
4 岩井千怜さん 2勝
5 佐久間さん 0勝
6 高橋さん 0勝
7 河本さん 0勝
8 岩井明愛さん 2勝
9 鈴木さん 2勝
10 藤田さいきさん 0勝
佐久間さんも勝ちそうで勝てない状態が続いていますが、平均ストローク4位ですから2勝していても不思議ではありません。彼女の場合は1勝するための壁のようなものがあるのかも知れませんが、スタッツで大きな穴があるわけではなく、運としか言いようがありません。
高橋さんは総パット数、河本さんはフェアウェーキープ率とパーオン率が課題となっていますが、1勝した桑木さんと比較しても遜色はありませんので、勝負の懸かった時のメンタルと運なのかな・・・と思います。
竹田さんはフェアウェーキープ率が低いですが飛距離とパワーがあるのでパーオン率では1位となりティーショットをカバーしています。パーオン率が高いと安定した成績を残せるものですが、シーズン後半もこの勢いが続くのかどうか・・・。
岩井姉妹では千怜さんのスタッツは平均して上位ですが、明愛さんはパーオン率が高いもののパットとリカバリーが課題の選手であるとわかります。ただ、明愛さんが優勝した試合はロングパットが入ったりチップインがあったりと偶然性の高いミラクルが多いです。そういう意味では千怜さんのほうが将来的には安定した成績を残せるようなスタッツだと思います。
鈴木さんはシーズン序盤に2勝しました。解説者によるとショットが良くなったと言いますが、フェアウェーキープ率とパーオン率は高くなっていません。結局はパットが入ったことと、主力選手が調子を上げる前にうまく優勝に繋げたということになります。確かに八の字スイングは改善されていると思いますが・・・・。
川﨑さんが優勝しましたが、同じようにシーズン前半の調子が上がっていない櫻井さん、神谷さん、菅沼さんがいつ上昇してくるのかも興味深いところです。
上田さんが隠れた不調選手です。パットに関するスタッツが悪いですね。最高成績が7位でトップテンが2回だけで、メルセデスランク48位とシード確保ギリギリの状態です。パーオン率などは大きく変化していないので、やはりパットの出来がモノを言うのですね。