アメリカツアー、コグニザント・ファウンダーズカップの予選ラウンドが終了しました。

サーストロムさんが予選ラウンドを65、66の13アンダーとしてローズチャンさんに並びました。この2人が3位に4打差を付けていますが、その3位にはネリーコルダさんが上がってきています。上位2人にとっては怖い存在ですね。

4位が6アンダーで、4位以下は混戦です。

 

2日目はベストスコアが66でしたが、初日35人もいた60台の選手が11人しかいませんでした。かなり厳しいコンディションになったようです。

 

日本人選手の成績です。

6位 -4 畑岡さん 10バーディ6ボギー

16位 -3 西郷さん 1イーグル7バーディ4ボギー1ダボ

29位 -2 笹生さん 1イーグル6バーディ6ボギー

48位 E 優菜ちゃん 4バーディ4ボギー

48位 E 吉田さん 5バーディ5ボギー

以下、予選落ち

73位 +2 勝さん 4バーディ6ボギー

97位 +4 渋野さん 5バーディ7ボギー1ダボ

120位 +6 稲見さん 7バーディ9ボギー2ダボ

 

予選通過した日本人選手5人のスタッツです。

 

畑岡さん

フェアウェーキープ 11-10(21/28)

パーオン 14-15(29/36)

パット数 29-32(61)

2日目は4バーディ3ボギーでした。我慢のゴルフですね。パー5でボギー2個は痛いですが、それでも全体的にスコアを伸ばせない中でアンダーパーでプレーしましたので、トップテン圏内に入ってきました。決して好調というわけではないのでしょうが、地力とコース相性でこの位置に付けているのだと思います。優勝は厳しいでしょうが、トップ5フィニッシュでメジャーに向けて勢いをつけて欲しいですね。

 

西郷さん

フェアウェーキープ 10-10(20/28)

パーオン 15-15(30/36)

パット数 31-32(63)

2日目は1イーグル4バーディ2ボギー1ダボと出入りの激しいラウンドになりました。ショットは好調ですが、3番のパー4は罠にはまりましたね。ただダボの後に盛り返しているのでまずまずではないでしょうか。パット数は多い目ですが、このグリーンだと仕方がないでしょう。

 

笹生さん

フェアウェーキープ 9-5(14/28)

パーオン 12-12(24/36)

パット数 32-29(61)

2日目は4バーディ1ボギーと、笹生さんとしては珍しく安定したゴルフでした。難しいコンディションの中での69は上出来でしょう。2日目のフェアウェーキープ率は50%を切っていますが、これが笹生さんのゴルフなのでしょう。よくわかりません(笑)。

 

優菜ちゃん

フェアウェーキープ 11-11(22/28)

パーオン 12-13(25/36)

パット数 32-30(62)

2日目は2バーディ1ボギーでした。2日間とも中々バーディを獲れないですが、ボギーを最小限に抑えています。特に2日目はカットラインよりも下の位置でスタートして13ホール連続でパーという我慢のゴルフを強いられましたが、5番ホールでバーディが来て我慢が報われました。ショットが良いとは言えない状況でしょうが、しっかりコントロールしていると思います。シーズンは長いですし、少しずつショットの調子を戻していけば良いと思います。

 

吉田さん

フェアウェーキープ 9-8(17/28)

パーオン 15-10(25/36)

パット数 30-30(60)

2日目は1バーディ3ボギーでした。前半はイーブンでしたが、後半にスコアを落としてしまいました。フェアウェーキープ率が低いので、2日目はピンを狙うショットで少し苦労しました。とりあえず予選通過しましたが、リシャッフルに向けては厳しい戦いが続きます。出場できる試合をモノにしていくしかないですね。

 

日本人選手はここまでの5人が予選通過しました。

トップと畑岡さんの差が9打で、畑岡さんと優菜ちゃん・吉田さんとの差が4打です。予選通過した日本人選手全員にトップテン入りの可能性があります。内容的には西郷さんが良さそうですが、畑岡さんも実力がありますし、優菜ちゃんと吉田さんはスタート時間の早い3日目にビッグスコアを叩き出したいですね。

 

以下、予選落ちの3人のスタッツです。

 

勝さん

フェアウェーキープ 9-9(18/28)

パーオン 11-14(25/36)

パット数 29-33(62)

2日目は2バーディ3ボギーでした。中盤の15番からの3連続ボギーが痛かったですね。後半は粘りましたが、昨年同様1打足りず予選落ちとなりました。このコースは勝さん向きではないような気がします。

 

渋野さん

フェアウェーキープ 10-6(16/28)

パーオン 13-10(23/36)

パット数 29-32(61)

2日目は1バーディ5ボギー1ダボでした。初日終了後のコメントはご機嫌でしたが、渋野さんのゴルフは日替わりで安定しません。昨日のブログでも書きましたが、気持ちでスコアが左右され過ぎるタイプの選手で、一旦歯車が狂い始めるとこういうことが起きやすいです。一喜一憂してはいけないのはゴルフ界の常識ですが、ファンだけでなく渋野さん本人も一喜一憂し過ぎでしょう。時々良いラウンドもあるもののスコアを大きく崩す試合が今後も続くと思います。

マスコミはファンとアンチがコメントを書き込んでくれるので渋野さん関連の記事ばかりになってしまいます。試合そのものを楽しみたいファンからすれば迷惑なのですが、彼女を話題にしておけば盛り上がるのだからこたつ記事で儲けたい人にとっては加工の餌なのでしょうね。

 

稲見さん

フェアウェーキープ 7-12(19/28)

パーオン 10-8(18/36)

パット数 33-26(59)

2日目は4バーディ3ボギー1ダボでした。バーディは2日間通してそこそこ獲れているのですが、ボギーが多いですし、日本では考えられないような連日のダボもあります。特に2日目はフェアウェーキープ12回もあってパーオンが8回しかないというのはショットメーカーの稲見さんからは想像できません。技術というよりは稲見さん自身のモチベーションが心配です。彼女は優勝争いが楽しくてしょうがないタイプの選手なのでこういう試合が続くと楽しくないと感じ始めているのではないか・・・と心配です。せっかくの権利ですからとことん頑張って欲しいのですが・・・。