アメリカツアー、JMイーグルLAチャンピオンシップが終了しました。

一時はトップが7アンダーまで落ち、最終的には5アンダーまで優勝スコアが下がってくるのではないか・・・と思った時もありました。

というのも、西郷さんが17番終了時点で5アンダーまでスコアを伸ばし、上位選手2人があまりスコアを伸ばせていなかったからなのですが・・・。

結果的には西郷さんが最終ホールでダボを叩き、大逆転優勝の目は消えてしまいました(汗)。

その一方でハナグリーンさんが終盤に5打、シェブロン選手権2位のスタークさんが3打スコアを伸ばしました。

結局、12番ホール以降に1イーグル3バーディとしたハナグリーンさんが2位に3打差で優勝しました。

 

今シーズンのアメリカツアーは10試合終了しましたが、ネリーコルダさんが5勝、ハナグリーンさんが2勝として2人で7割優勝しています。グリーンさんは2回予選落ちしているので、やはりネリーコルダさんの強さが際立っています。

開幕戦はリディアコさんが優勝しましたが、タバタナキットさんは地元の利を活かしての優勝、ターディさんは上海で優勝しましたがネリーコルダさんもグリーンさんも欠場していました。

 

予選通過した日本人選手4人の成績です。

8位T -3 西郷さん 71-71-70-69

13位T -2 畑岡さん 73-71-64-74

25位T -1 古江さん 74-69-67-73

73位 +7 渋野さん 74-69-77-71

 

西郷さんのスタッツです。

FWキープ 10-12-13-12(47/56)

パーオン 12-14-13-14(53/72)

パット数 29-31-30-30(120)

最終日は6バーディ、2ボギー、1ダボでした。10番から17番までに5バーディと追い上げたところは素晴らしかったですね。最初に書いたように上が落ちてくれば・・・と思いましたが、最終ホールのダボでジ・エンドでした。

4日間で13バーディ、8ボギー、1ダボでした。スタッツを見てもショットは安定していました。もう少しパットが入ればと思いますが、初めて体験するアメリカツアーの芝生、特に今回はポアナ芝だったので慣れていくしかありません。

今シーズン初めてのトップテン入りですから、手首をしっかりケアして今後のシーズンでも活躍してほしいですね。安定感のあるショットを維持していけばもっと大きなチャンスが来ると思います。

 

畑岡さんのスタッツです。

FWキープ 12-11-14-12(49/56)

パーオン 10-13-15-9(47/72)

パット数 30-31-25-30(116)

最終日はノーバーディ3ボギーでした。ネギック理論の壁でしたね。ビッグスコアの翌日は難しいものです。

4日間で1イーグル、15バーディ、13ボギー、1ダボでした。

3日目はショットとパットが噛み合いましたが、最終日はパーオン9回だったようにショットが安定していないようです。最終日はパットも入っていませんね。

やはり好調とは言えないのでしょうが、爆発力がありますので、メジャーに向けてショットの調子を上げて欲しいですね。

 

古江さんのスタッツです。

FWキープ 13-14-14-14(55/56)

パーオン 10-14-10-15(49/72)

パット数 31-30-24-35(120)

最終日はノーバーディ2ボギーでした。15回パーオンしてノーバーディは辛いですね。パット巧者の古江さんのパット数が35というのも珍しいです。それにしてもティーショットが曲がらないコツを教わりたいくらいです(笑)。

4日間で12バーディ、11ボギーでした。ノーバーディのラウンドが2回もありましたが、初日と最終日のいずれも午後スタートでした。原因はポアナ芝だと思います。コースを選ぶところはありますが、それほど調子落ちではないと思いますので、チャンスの試合で優勝争いしてくれるでしょう。

 

渋野さんのスタッツです。

FWキープ 11-11-12-12(46/56)

パーオン 10-9-12-12(43/72)

パット数 30-25-35-29(119)

最終日は3バーディ3ボギーでした。午前中の早い時間のスタートだったので、まずまずのスコアでプレーしました。最終日は古江さんも畑岡さんもバーディを獲れなかったのに渋野さんはバーディを3個も獲ったというのは意味のある比較ではありません。

課題はショットの精度です。ショットが安定しないのでパットでカバーできるかどうかにスコアが左右されてしまいます。2日目はパットが嵌りましたが、こういうラウンドは続きません。底を脱したという声も多いようですが、数試合見ていかないと何とも言えないですね。いずれにしても今のショットの精度だと上位進出は厳しいと思います。