KKT杯バンテリンレディスオープンが終了しました。
3日間のスコア比較です。
1R ベスト67、60台12人、アンダー27人、平均73.4815
2R ベスト66、60台7人、アンダー26人、平均73.7944
3R ベスト68、60台2人、アンダー12人、平均74.2745
昨日のブログで優勝スコアは8~10アンダーと予想したのですが、優勝スコアは予想を下回る7アンダーでした。
もともと難易度の高いコースなのですが、風が弱かったにも関わらず決勝ラウンドで平均スコアが74を超えたのは硬いグリーンが理由のようです。
こういうコースセッティングで試合を経験し、硬いグリーンでボールを止める技術やグリーンからこぼれた時のアプローチの技術、速いグリーンでの繊細なパットを経験し、克服していくことがアメリカツアーで活躍するために必要だと思っています。
JLPGAの関係者はアメリカツアーの優勝スコアだけを見てスコアの伸ばし合いに対応することが必要だと説明し、それを実現するためにイージーセッティングにしてスコアだけはアメリカツアーにひけを取らないようにしています。
しかし、アメリカツアーの現実は硬いグリーンや難易度の高いコースセッティングにおいてスコアの伸ばし合いという試合が多いのです。
そういう意味で、今大会は選手を育てるコースセッティングだったと思います。
地元出身の竹田さんが通算7アンダーで初優勝しました。今シーズンは何度も最終日最終組を経験してきましたが、その経験が活きました。調子も良いですし、レベルアップしてきました。ショートゲームが課題だったのですが、今シーズンはかなり改善されているようです。まだ若くて伸びシロが大きいと思います。
地元で初優勝というのは難しいと思っていたのですが、今回は試合展開にも恵まれました。
岩井明愛さんはメンタルが課題だと書いてきましたが、その通りのプレーでした。イケイケドンドンタイプの選手はバーディが続く一方で、少し歯車が狂うといけません。初日2日目は自分のゴルフができますが、最終日は優勝を意識した中で守りのゴルフになった時に弱いと感じます。
先週が名勝負だっただけに、今大会の優勝争いは盛り上がりませんでした。岩井明愛さんだけでなく、本来なら優勝争いに絡まないといけない小祝さんもスコアを落としたのはいけませんでした。
それにしてもアメリカツアーの無い週は女子ゴルフファンにとっては物足りませんね。
ゴルフファンの注目はマスターズでしょうから、本物のゴルフ好きはマスターズなのでしょうが・・・。
来週はアメリカツアーのシェブロン選手権が開催されます。
日本人選手は10人出場します。
アメリカツアー組9人のうち吉田さんを除く8人と、山下さんと岩井明愛さんが出場します。
距離の長いタフなコースなので日本人選手にとっては厳しい試合だと思いますが、それでも楽しみです。