アメリカツアー、T-MOBILEマッチプレーの決勝トーナメントが行われました。

勝さんは準々決勝でアンナリンさんと対戦しましたが、18ホールプレーして1ダウンで負けてしまいました。

前半9ホールは互角で終え、12番と13番で連続して取られましたが14番と16番で取り返し残り2ホールで決着をつける展開となりました。

しかし、17番パー3のティーショットを池に入れ、18番パー5でもティーショットを池に入れてしまいました。

18番では相手選手も3打目を池にいれましたが、勝さんがアプローチを上手く寄せ切れず2m程度のパットも外して取り返すことができませんでした。

終盤で連続して池ポチャしてしまったのは悔やまれますね。結果を求めることで精神的に微妙な変化があったのかも知れません。

勝さんとしては2015年の日本女子アマゴルフ選手権で優勝した時以来のマッチプレーかも知れません。畑岡さんや安田佑香さん等を破って優勝したのでマッチプレーに弱いわけではないと思いますが、約10年ぶりのマッチプレーということで、マッチプレーでの勝負勘といったものが無かったのかも知れません。

 

勝さんに勝ったアンナリンさんは準決勝でネリーコルダさんに負けてしまいました。それにしても出場試合3連続優勝のネリーコルダさんの好調ぶりはどこまで続くのでしょうか・・・。

 

国内女子ツアーではマッチプレー形式の試合が実施されていません。アメリカツアーでマッチプレー形式の試合が行われ、いずれは五輪もこのような形式に変更される可能性もあります。国内女子ツアーでもシーズンに1試合くらいはマッチプレー形式の試合があっても良いと思います。

 

 

国内ツアー、富士フィルム・スタジオアリス女子オープンが終了しました。

最終日のベストスコアは65、60台9人、アンダーパー25人、平均スコア71.6でした。

決勝ラウンドに残った50人ですから平均スコアが3日間で一番良いのは当然ですが、天気が良くて気温も上がったのでスコアの伸ばし合いになりました。

ただ、5アンダー以上のスコアを残したのは5人だけで、優勝争いに関わった最後の2組の6人のうち4人が最終日に最もスコアを伸ばした選手というのは珍しい展開だと思います。

それだけ優勝争いが充実し、想定以上のスコアでの優勝争いとなりました。

結局、最終日ベストスコア65の阿部未悠さんが通算15アンダーで優勝し、同じく最終組でプレーした佐久間さんが66という好スコアでプレーしながら優勝を逃しました。

蛭田さんはパットが入ればといういつものゴルフ、イミニョンさんは一歩足りないいつものゴルフでした。

上田さんも最終日に伸ばせない昨年以来続くパターンでした。

 

久しぶりに、優勝争いのどちらにも優勝させてあげたいと思う展開でした。

阿部さんはプラチナ世代4人目の優勝ですね。アマ時代は世代の中では目立った選手ではなかったですが、プロ入り後は地道に力をつけてきました。過去に2位が2回ありましたがいずれも短縮試合でした(笑)。もっと上位争いしないと2勝目は簡単ではないと思います。それにしても終盤の連続バーディはお見事でした。これで安田佑香さんの気持ちに火が付いたら良いのですが・・・。

 

佐久間さんは悪いゴルフではありませんでした。最終日最終組でトゥディ2番目のスコアでプレーすれば普通は優勝できます。長いパットを入れていましたが、最後は阿部さんの勢いら飲まれてしまいました。世代で技術はナンバーワンの選手だと思っているので、初優勝してほしかったですね。自信と運が優勝経験している同世代の2人よりも劣っているのだと思います。運はいずれ回ってくるでしょうから、まず今回のゴルフで自信を持って欲しいですね。