アメリカツアー、T-MOBILEマッチプレーのサードラウンドが終了しました。難コースの上に強風ということでサードラウンドもスコアを落とす選手が続出しました。

トップは6アンダーですが、アンダーパーが6人まで減っています。

通算2オーバーの4人がプレーオフを戦いMジュタヌガーンさんが決勝トーナメントに進出しました。

 

日本人選手の成績です。

2位T -3 勝さん ⇒ 決勝トーナメント進出

8位T +2 笹生さん ⇒ プレーオフ敗退

12位T +3 稲見さん

18位T +5 古江さん

 

勝さんは5バーディ3ボギー1ダボでした。前半スコアを落としましたが後半にバーディ4個、特に風が弱くなった16番以降に3連続バーディを獲りました。見事に2位タイで決勝トーナメント進出です。準々決勝ではアンナリンさんと当たります。勝さんはダボもありますがバーディを多く獲れる選手なのでマッチプレーには向いているのではないかと思います。パット巧者なので先にバーディパットを入れて相手選手にプレッシャーを掛けることもできるので楽しみです。

 

笹生さんは2バーディ3ボギー1ダボでした。ダボをボギーで通過していれば・・・というのは結果論ですが、プレーオフまで進んだので惜しかったです。

 

稲見さんは4バーディ3ボギーでした。サードラウンドで7人しかいないアンダーパーでのラウンドでしたが、初日の3オーバーが痛かったですね。結果的にはプレーオフに1打届きませんでした。アメリカツアー初年度で、国内ツアーのようには上手く行っていないのですが今大会は健闘しました。

 

古江さんは1バーディ4ボギーでした。セカンドラウンド、サードラウンドともに強風の中でのプレーとなり、持ち前の安定したティーショットが思うように行かず、パーオン率も50%を切る苦しいラウンドでなりました。強風は小柄な選手にとっては厳しいです。昨年のマッチプレーで2位だったので活躍が期待されましたが、決勝トーナメントには進めませんでした。

 

今回の54ホールストロークプレーから上位8人による決勝トーナメントという試合形式について色々な意見があるようです。古江さんに期待したファンからは昨年のような試合形式が良かったとか、マッチプレーの人数をもっと多くしたほうが良いというコメントがあります。

あまり結果論に左右されるのではなく、冷静に試合のあり方を分析したいですね。日数やホール数が増えすぎると他の試合に影響しますし、出場を避ける選手も増えるでしょう。

かと言って人数を絞り過ぎてもファンとしては楽しめません。例えば、シーズン初戦のように過去2年の優勝者だけに出場資格が絞られた試合であれば最初からマッチプレーのトーナメント形式にしても面白いと思いますが、一般の試合では100人程度が出場しますので、今回のようなストロークプレーで人数を絞ってマッチプレーのトーナメントというのは評価したいと思っています。

 

いずれにしても6人の日本人選手が出場してサードラウンド進出が4人、決勝トーナメント進出が1人というのは少し寂しい気もしますが、現実的にはこんなものでしょう。

 

 

国内ツアー、富士フィルム・スタジオアリス女子オープンの予選ラウンドが終了しました。

初日と2日目のスコア比較です。

1R ベスト67、60台9人、アンダー29人、平均73.7870

2R ベスト66、60台16人、アンダー33人、平均72.8318

 

昨日のブログで予選終了時のトップは8アンダー、カットラインはイーブンパーか1オーバーと予想しました。結局トップは8アンダーで予想通りでしたが、予選カットラインは2オーバーまで下がりました。

ショットの良い選手はそれなりにスコアを伸ばせる一方で、ショットが良くないとグリーンでかなり苦労しているようです。

 

8アンダーの上田さん、阿部さん、佐久間さんが最終日最終組になります。上田さんは最終日、特にグリーン上が鬼門です。阿部さんと佐久間さんは初優勝狙いでの最終日最終組ですから難しいラウンドになりそうです。佐久間さんは世代を代表する選手だと期待しているので頑張って欲しいですね。

1組前に1打差の藤田さん、イミニョンさん、蛭田さんです。藤田さんも上田さん同様に最終日が鬼門ですし、イミニョンさんはパットが入らないことが多いです。

上位6人で一番気楽に優勝を狙えるのが蛭田さんです。

6アンダーの木村さん、5アンダーの吉本さんも優勝圏内ですが、一番怖い存在は5アンダーの山下さんです。トップと3打差は十分逆転可能でしょう。

 

横峯さくらさんはカットラインに1打足りず通算3オーバーの予選落ちでした。

2日間で3バーディ6ボギーでした。バーディチャンスに付く回数が少ないですね。100ヤード以内のショットがワンピン以内に殆ど寄らないですからパー5でバーディを量産できません。今大会もパー5で1バーディ、3ボギーの2オーバーでした。上位選手はパー5だけで3アンダー以上稼いでいます。

またアプローチの距離感とアンジュレーションの読みが駄目ですね。なので微妙な距離のパーパットを残してボギーにすることが多くなります。最終ホールのボギーは難易度が高いので仕方がありません。それまでに安全圏でプレーしておかないといけませんね。