アメリカツアー、ファーヒルズ朴セリ選手権が終了しました。

ネリーコルダさんが、最終日ベストスコアを叩き出してスコアを伸ばしてきたライアンオトゥールさんと通算9アンダーで並び、プレーオフの末に優勝しました。

寒さと強風により全体的にスコアが伸び悩み、優勝スコアは9アンダーに留まりました。最終日はアンダーパーが16人しかいませんでした。

 

日本人選手と申ジエさんの最終成績です。

5位T -7 申ジエさん

13位T -4 西郷さん

27位T -1 勝さん、笹生さん、古江さん、優菜ちゃん

52位T +5 稲見さん

 

日本人選手のスタッツです。

最終日は難易度が上がり、各選手とも苦戦しました。

西郷さん、古江さん、優菜ちゃんはアンダーパーでプレーすればトップテン入りでしたが、寒さと風により自分のゴルフをできませんでした。

 

西郷さん

スコア 70-68-69-73

FWキープ 8-13-13-12(46/56)

パーオン 12-15-13-9(49/72)

パット数 28-31-29-29(117)

最終日は3バーディ5ボギーでした。

4日間でバーディ15個、ボギー9個、ダボ1個でした。

最終日はコースコンディションに負けてしまったですが、4日間通して見ればバーディは獲れていますし、ボギーも最終日を除けば少なかったです。パーオン率も最終日を除けば安定していましたし、こういうゴルフを続けていれば、いつかチャンスが来ると思います。

 

勝さん

スコア 70-71-75-67

FWキープ 7-10-6-7(30/56)

パーオン 10-12-10-10(42/72)

パット数 26-30-29-25(110)

最終日は6バーディ2ボギーでした。

4日間通してイーグル1個、バーディ17個、ボギー15個、トリプルボギー1個でした。バーディ数は西郷さんを上回りましたが、ボギーが多すぎました。勝さんらしいゴルフなのですが、これでは安定した成績を残せません。パット巧者の勝さんの場合は安定性よりも爆発力勝負なのでしょうが・・・。ティーショットが良い試合が時々ありますので、その試合がチャンスでしょう。

 

笹生さん

スコア 66-75-69-73

FWキープ 13-9-10-8(40/56)

パーオン 14-10-16-13(53/72)

パット数 26-31-33-33(123)

最終日は3バーディ5ボギーでした。

4日間通してイーグル1個、バーディ13個、ボギー12個、ダボ1個でした。笹生さんとしては纏まっている方でしょうが、バーディが少なかったですね。パーオン率は日本人選手トップでしたが今大会はパットが入りませんでした。

 

古江さん

スコア 74-69-66-74

FWキープ 13-11-11-11(46/56)

パーオン 12-17-11-12(52/72)

パット数 32-33-25-32(122)

最終日はバーディ3個、ボギー4個、ダボ1個でした。

4日間通してバーディ12個、ボギー9個、ダボ1個でした。ボギーが少ないのが古江さんのゴルフです。パット数がいつもの古江さんよりも多いのはポアナ芝対応でしょうか。最終日は古江さんらしいゴルフをさせてもらえませんでした。強風下でのプレーは小柄な選手には不利です。最終日のプレーに関しては11番のダボで心身ともにきつくなりました。コンディションが原因ですから切り替えるでしょう。

 

優菜ちゃん

スコア 68-74-67-74

FWキープ 12-12-11-11(46/56)

パーオン 15-11-14-8(48/72)

パット数 30-32-28-28(118)

最終日はバーディ3個、ボギー4個、ダボ1個でした。

4日間通してバーディ15個、ボギー12個、ダボ1個でした。古江さん同様、小柄な選手に強風はつらいです。強風のため優菜ちゃんの持ち味であるショットが思うようにならずバンカーに5回も入れたようです。それでもサンドセーブは5/5ですから我慢しました。今大会で残念だったのは最終日よりも午前スタートだった2日目にスコアを落としたことだと思います。2日目を70で回っておればトップテンでした。初日午後のグリーンから上手く切り替えられなかったのだとすれば今後の課題です。

 

稲見さん

スコア 71-72-74-72

FWキープ 13-14-8-10(45/56)

パーオン 13-11-12-10(46/72)

パット数 30-31-32-28(121)

最終日はバーディ1個、ボギー2個でした。

4日間通してイーグル1個、バーディ13個、ボギー15個、ダボ1個、2罰打でした。ラッキーイーグルがありましたがスロープレーの罰で帳消しになりました。ショットはまずまずの状態だと思いますが、スロープレーのイメージを与えてしまったのは改善しないといけませんね。

 

日本人選手はトップテン入りできませんでしたが、悪コンディションの中、我慢強くプレーしました。国内ツアーと比べると遥かに面白いですし、ここでプレーできる選手は幸せでしょうね。