渋野さんは2019年の全英女子オープンで優勝し、2021年までは限定的にメジャー中心の参戦をした後、2022年からアメリカツアーに本格参戦しました。

 

2022年ポイントランク36位、獲得賞金も100万ドルを超えましたが、2023年はポイントランク83位でシードを逃し、獲得賞金も約26万ドルで前年の4分の1を少し超える程度でした。

 

4月までの7試合は全て予選通過し、ベストはドライブオンの7位タイでした。序盤戦はまずまずでしたが、全米女子プロ選手権と全米女子オープンで連続予選落ちをし、6月からアジアシリーズ前までの11試合中6試合で予選落ちしました。アジアシリーズには全試合出場できましたがいずれも下位でポイントを稼ぐことができず、シード落ちとなってしまいました。

 

2023年と2022年のスタッツの比較です。()は2022年

平均ストローク 65位 71.36 (72位 71.37)

平均飛距離 132位 248.3yd (76位 257.65yd)

フェアウェーキープ率 37位 77.11% (41位 77.26%)

パーオン率 92位 67.15% (71位 69.37%)

平均パット数 48位 1.79 (88位 1.82)

総パット数平均 23位 29.38 (77位 30.0)

サンドセーブ率 81位 44.04% (123位 40.0%)

アンダーパーラウンド数 45位 38回 (73位 31回) 

バーディ数 37位 273個 (58位 239個)

平均バーディ数 3.4125 (3.3662)

 

正直、スタッツを確認するまでは渋野さんはもっと酷い状態だったのか・・・と思っていました。

しかし、シード落ちした渋野さんのスタッツを見ると、大きく下げたのは飛距離だけでした。パーオン率も2%下がっていますが、パットの指標は改善しています。

平均ストロークも0.01ではありますが良くなっています。平均ストロークは実力を示す指標ですが、80位どころか65位で前年を上回っていました。シードを落としたという事実と比較してゴルフ自体はそれほど悪くなかったのかも知れません。故障の影響やメンタル面に問題があったのかも知れませんが、それ以上に試合で上手く噛み合わなかったと分析せざるを得ないスタッツになっています。

渋野さんに関してはマスコミ記事が多く、渋野さん自身のコメントだけでなく外野の応援と批判で満ち溢れています。そのためにスタッツで分析した渋野さんとの乖離に驚きました。来シーズン、故障をしっかり治療してシーズンに臨めばシード復帰は十分可能だと思います。