2023年からアメリカツアーに新規参戦した優菜ちゃんはファイナルQTで20位以内に入れず、序盤戦では予選会に出場するつもりで待機していたら出場権が下りてきたということもありました。
開幕戦こそ予選落ちしましたが、その後は9試合連続で予選通過しリシャッフルを潜り抜けて行きました。
ただ、出場しても不利なスタート順に組み込まれて、日没を気にしながらのプレー、荒れたグリーンでのプレーの中で成績を残して行かなければならない厳しい戦いが中盤戦まで続きました。
なかなかシードを確定できない中、全米女子オープンで予選落ち、コースが合うだろうと期待していたエビアンでも予選落ち、その後はシードを確保するために世界を回る7連戦の強行日程を組みましたが、アジアシリーズ出場順位が決まるクローガークイーンまでにランクを上げることができず心身ともにギリギリの戦いが続きました。
一旦帰国して住友生命東海クラシックで何かを掴んだのか、ウォルマートアーカンソーで3位タイに入り、その後は上位でプレーする試合も増えました。
最終的にはポイントランク48位に入り、シードを獲得することができました。獲得賞金は61万ドルで47位でした。1億円には一歩届きませんでしたが、アメリカツアーに参戦して良かったと思える結果だと思います。
ただ、今シーズンは25試合出場してトップテンが2回に留まりました。トップ20は7回でしたが、このうち5回は終盤戦でした。
来シーズンは序盤戦から確実にポイントを稼いで、前半戦のうちにシードを確定させ、優勝を目指すためのスケジュールも大事になってきます。
優菜ちゃんのスタッツを2022年国内ツアーと比較しました。()は2022年国内ツアー
平均ストローク 46位 71.0 (70.4655)
平均飛距離 153位 243.62yd (231.03yd)
フェアウェーキープ率 10位 82.05% (76.9071%)
パーオン率 39位 71.58% (70.0647%)
平均パット数 48位 1.79 (1.7639)
総パット数平均 76位 29.93 (28.7184)
サンドセーブ率 33位 49.47% (45.7143%)
アンダーパーラウンド数 17位 46回
バーディ数 21位 291個
平均バーディ数 3.345 (3.534)
フェアウェーキープ率と飛距離はコース特性により、国内よりも全体的に数字が良いです。今後、アメリカツアーにチャレンジする選手にとっては参考になると思います。
フェアウェーキープして、長いクラブを持ってもピンを狙うというのが優菜ちゃんのゴルフです。スタッツを見る限り、そのゴルフは健在です。
苦労していましたが、パーオン率も71%台で39位ですからそれほど悪くありません。
ただ、グリーン上で苦戦しました。平均パット数も国内ツアーの時よりも0.03悪いです。
総パット数平均も終盤戦の活躍で30を切りましたが、国内ツアーの時よりも1.2個も多くなっています。
慣れないポアナ芝に苦労していましたが、グリーンのアンジュレーションは国内と比較にならないほどきついことも多いです。
2024年は無理に飛距離を伸ばそうとするのではなく、今のショットの精度をキープしながらショートゲーム、特にグリーン上の対策を練ってシーズンに臨んで欲しいと思います。
ショートゲームの精度が上がればランクトップテンも可能だと思います。優勝に関しては照準を合わせればワンチャンスあると思います。