日本女子プロゴルフ選手権が終了しました。

最終組と1組前の6人のスコア変動です。

神谷さん -8 → -12

小祝さん -10 → -11

西郷さん -9 → -8

山下さん -6 → -8

蛭田さん -6 → -6

稲見さん -7 → -5

 

昨日のブログで10アンダーから12アンダーで複数の選手が争っている姿が理想だと書いたのですが、最終的には神谷さんと小祝さんの一騎打ちとなりました。

 

神谷さんは安定してスコアを伸ばしていきましたが、16番のボギーで小祝さんと2打差、そして17番の小祝さんのバーディで1打差まで詰め寄られました。

小祝さんは9勝している選手の追い上げを見せてくれましたが、神谷さんはそれに動じませんでした。

 

神谷さんは安定した成績を残すタイプの選手ではありません。プロデビューして8試合目のフジサンケイで優勝するくらいなので素質の高い選手ですが、その後の18試合で5回予選落ち、2回棄権、トップテンに3回という成績でした。トップテン4回目の今大会で優勝しました。

飛距離の出る選手ですがフェアウェーキープ率が低く、パーオン率の高い選手ではありません。むしろパットの上手い選手で、今大会でも最終日の16番ファーストパット以外は絶妙な距離感でした。今大会のフェアウェーキープ率も59%でしたのでラフが浅いことが幸いしたことも勝因の1つでしょう。

また、1勝している自信と、飛距離、そしてメジャー優勝の重みをあまり感じていないところが優勝にたどり着いたのかも知れません。

昨年の川﨑さんも同様でしたね。

 

グリーンの距離感合わせが難しく、パーオン率の高い選手、つまりショットの精度が高い選手が上位に入りました。ロングパットが簡単に寄せられるグリーンではありませんでした。

上位に入った選手のうち山下さん以外はパーオン率75%以上でした。山下さんはパーオン率70%以下でも対抗できるだけのパット力を持っています。

 

小祝さんはデータでは神谷さんと互角でした。ただ優勝できなかったという事実だけが残ります。ラフが深かったら優勝できたか・・・というとそれも違うような気がします。神谷さんと同じようなゴルフをしていたからです。神谷さんとは背負っていた荷物の重さが違いましたね。

 

西郷さんはパーオン率では上位2人を上回っていましたが、9番のダボが痛すぎました。せめてパーで通過していれば後半の試合の流れも違ったものになったでしょう。ショットの調子は戻ってきましたし、パットはあんなものですから、今後の優勝に期待したいですね。今回は勝たせてあげたかったですが・・・。

 

山下さんは2~3mのパットはしっかり入れてきますので、もう少しラフが深くてフェアウェー幅が狭く、グリーンがもう少し止まりやすいコースであれば最後まで優勝争いできたでしょう。本人は優勝を逃しても「今回はこれくらいにしといたろう」と言ってそうです(笑)。

 

上位で一番勿体ないゴルフをしていたのが蛭田さんです。パーオン率は4位でしたが、短いパットを外すシーンが決勝ラウンドだけでもかなりの回数ありました。1m以内のパットでハラハラさせられるのは横峯さくらさんくらいのものです(汗)。15番と16番のバーディシーンはテレビで映してあげて欲しかったですね。あの組にはカメラが付いていましたので。残念なシーンばかり映るのも横峯さくらさんと同じです(汗)。

 

稲見さんはフェアウェーキープとパーオンを狙うショットではかなり安定していました。2021年のようにパットが入れば優勝していたでしょうが、パット巧者ではないのであのシーズンの稲見さんのパットは出来すぎです。16番のパーパットを外し、17番ティーショットの池ポチャで終わりました。

 

 

横峯さくらさんは通算18オーバーで、4日間プレーしたことだけが収穫の大会となりました。

以前のさくらさんであれば、予選通過があの位置でも終わってみれば上田さんの位置にいました。上田さんは決勝ラウンドで4アンダーで20位タイフィニッシュでした。こういうゴルフをして欲しかったですね。

 

フェアウェーキープは30回で西郷さんと同じですが、パーオン率は予選通過した選手の中で下から3番目でした。パット巧者の山下さんや鈴木さんよりもパーオンが6回少ないのですからどうしようもありません。パットでスコアを作るタイプではないですからね。

西郷さんのようにラフからでもピンを狙えるだけのショットの精度を求めるのか、稲見さんのようにフェアウェーをキープしていくのかのどちらかでしょう。どちらが今の横峯さくらさんにとって近道なのかを考えて来シーズンに備えるしかありませんね。その前に日本女子オープンはありますが・・・予選通過が精一杯でしょうね。