今週の国内女子ツアーはシーズンに一度だけのオープンウイークです。38試合のうち19試合を終えましたので日程の半分を消化したことになります。

 

アメリカ女子ツアーの今週はオープンウイークではありません。ただ、今週の試合に出場予定の日本人選手は渋野さん、野村さん、上原さんの3人だけです。全米女子オープンが終了し、エビアンから全英女子、そしてアジアツアーに向けて疲労回復と調整のタイミングと考える選手が多いようです。

 

このタイミングで日本人選手の前半戦総括を行いたいと思います。

 

古江さん

CMEポイント 2位

平均ストローク 70.27 (5位)

パーオン率 68.14% (54位)

平均パット数 1.76 (11位)

総パット数平均 28.82 (5位)

フェアウェーキープ率 84.31% (10位)

ドライビングディスタンス 246.76 (145位)

14試合出場してトップテンに7回入っています。国内ツアーでも出場試合の半分でトップテンに入るのは簡単ではありません。アメリカツアーはコースの違いが顕著なので安定して成績を残すのは難しいと言われていますが、その中でのこの安定感は素晴らしいですね。スタッツを見ても予想通り、飛距離は無いもののティーショットが安定しています。パーオン率はそこそこですが、ショートゲームでスコアを作っていることがわかります。

 

畑岡さん

CMEポイント 18位

平均ストローク 70.48 (12位)

パーオン率 70.83% (21位)

平均パット数 1.76 (11位)

総パット数平均 29.33 (32位)

フェアウェーキープ率 76.35% (42位)

ドライビングディスタンス 258.75(82位)

12試合に出場してトップテンに4回入っています。昨シーズンと比較するとパーオン率が少し落ちているのと、パットに関するスタッツがほんの少し悪いですね。ショットの精度が若干落ちて、それがパットに影響している可能性があります。畑岡さんはショットの調子が良いとパットも入るタイプの選手です。噛み合えば爆発的なスコアを叩き出しますが、今年は少し大人しいですね。

 

渋野さん

CMEポイント 60位

平均ストローク 71.44 (49位)

パーオン率 64.06% (114位)

平均パット数 1.77 (19位)

総パット数平均 28.94 (12位)

フェアウェーキープ率 75.00% (52位)

ドライビングディスタンス 252.84(115位)

9試合に出場し、トップテンは1回で最高成績は7位、予選落ちが2回です。メジャー2試合連続で予選落ちしましたが、それ以前はコンスタントに予選通過していました。原因は故障にあると言われていますので、今後の成績は故障の状態次第ということになるでしょう。スタッツを見ると渋野さんはイメージと違ってパットの選手です。ショットは大したことがありませんが、思い切りのよいパットでスコアを作っていることがわかります。パットが今回の故障には大きく影響していないと思いますので、故障によるショットの不調を最低限に抑えながらショートゲームでスコア作りをしていくしかありませんね。

 

勝さん

CMEポイント 68位

平均ストローク 72.00 (70位)

パーオン率 59.60% (146位)

平均パット数 1.78 (27位)

総パット数平均 28.82 (5位)

フェアウェーキープ率 67.90% (127位)

ドライビングディスタンス 263.85(43位)

11試合に出場してトップテンが1回、最高成績は7位、予選落ちが5試合あります。飛距離の出る選手ですが、アメリカツアーでは埋もれるものですね。フェアウェーキープ率も低く、パーオン率も60%を切っています。ショットの精度はかなり悪いと言っても良いでしょう。飛ばし屋のイメージが強いですが、パット巧者なのでショットの悪さをパットでカバーしています。時々ショットが良い試合があり、その時に上位に入るのである程度ポイントを稼いでいます。

 

優菜ちゃん

CMEポイント 80位

平均ストローク 71.82 (66位)

パーオン率 69.09% (41位)

平均パット数 1.81 (67位)

総パット数平均 30.21 (99位)

フェアウェーキープ率 81.55% (17位)

ドライビングディスタンス 244.92(149位)

11試合に出場して最高成績は17位、予選落ちは2回です。

飛距離は最初から言われていた通りですが、フェアウェーキープ率は高く、パーオン率も69%ですので特に悪いわけではありません。ただ、パットに関するスタッツが悪いですね。

古江さんがよく似たタイプとして比較対象になりやすいのですが、ショットの精度に関してはほぼ互角、パーオン率は約1%だけ優菜ちゃんが上です。なので、飛距離が無いから通用しないというステレオタイプの批判コメントは的外れだということがわかります。

ただ、総パット数の平均が30を超えています。この数字が最大のポイントです。古江さんと1.4打の差があります。パーオン率が1%の差しかありませんので、グリーン上で1ラウンドあたり1.4打多く叩いているわけですから、4日間大会であれば5.5ストロークの差が出ます。5打差は大きいですね。

パーオン率から推測すると古江さんよりも優菜ちゃんの方がピンに寄せるショットが多い筈です。但し、アプローチの精度は古江さんの方が上でしょうから、リカバリー率には差があると思います。

 

2週間のオフを挟んでエビアンからの後半戦での活躍には何が必要なのか・・・。

飛距離を伸ばすことよりもショートゲームの精度アップが大事でしょう。特にパットですね。古江さんレベルをいきなり求めるのは難しいと思いますが、少し改善するだけでトップテンに入れるはずです。パットが入らないとメンタルに影響し、ショットまで崩れることがあります。パットはいつか入ってくれるのでショットを信じてほしいと思います。