全米女子オープンが終了しました。
畑岡さんに優勝のチャンスがある最終日ということで、出かけなければならないギリギリの時間まで中継を視聴していました。14番パー5でボギーを叩いたところまでです。このホールでボギーを叩いた時点で優勝はかなり厳しくなりましたが、畑岡さん自身もそれを感じたのか、その後も突き放される一方の展開となってしまいました。
優勝はコーパスさんでした。通算9アンダーでチャーリーハルさんに3打差を付けての完勝となりました。彼女の成績はかなりムラがあります。今シーズンも3位と4位がありますので優勝する力はあったのだと思いますが今大会のコースセッティングと気象条件が合ったのでしょう。飛距離は大したことがありませんが、フェアウェーキープ率とパーオン率の高い選手です。ただ、これまでの試合ではパットに関するスタッツはたいしたことが無かったのですが、今大会に関してはパットが良かったです。
申ジエさんが最終日68と伸ばして通算6アンダーの2位タイに入りました。ミドルパットが入っていましたね。ショットは安定していますし、パットも入れば申ジエさんにはメジャー優勝の経験もありますし強いですね。
畑岡さんは最終日1バーディ5ボギーの76で通算3アンダー、4位タイに終わりました。やはりビッグスコアの翌日は難しいです。3日目の反動が出てしまいました。前半は良かったですが、入れなければならないパットを2回ほど外してからリズムが狂い始めて、後半はショットも乱れました。ショットとパットが噛み合った3日目と逆のゴルフになってしまったのは残念です。メンタルの問題だと片づけるのは簡単ですが、3日目のゴルフが最終日を難しくさせてしまったと思います。最終日はパーオン10回で33パットでした。やはりパットが入らないとスコアを伸ばせませんし勝てません。
古江さんは最終日5バーディ2ボギーの69で通算2アンダー、6位タイに入りました。最終日こそパーオン12回でしたが、それまでの3日間はパーオン率が5割以下でした。ただ、絶妙なアプローチとパットで少ないチャンスをモノにし、多くのピンチをパーセーブしました。2日目以降、3日間続けてパット数が25でしたが、ショートパットのミスが殆ど無く、ミドルパットが何度も入っていました。ショートゲームの魔術師と呼んでも良いと思います。古江さんのショートゲームが並みのレベルだったらトップテンどころか予選落ちしていたでしょう。それくらいショットは大したことがありませんでした。
他の日本人選手の成績です。
13位 +4 木下彩さん
20位 +5 笹生さん
33位 +8 西郷さん
48位 +10 岩井千怜さん
53位 +11 佐藤心結さん
64位 +13 川﨑さん、野村さん
68位 +14 三ヶ島さん
71位 +16 勝さん
木下さんが大健闘しました。国内での成績からすれば最終日はスコアを落とすだろうと思っていましたが、最終日も崩れることなく2バーディ2ボギーでした。
この大会は結局、飛距離優位ではなくショットの正確性とショートゲームが重視される試合になりました。
大会前から、ラフが深いのでショットの正確性が必須だと言われていましたが、むしろショートゲームでスコアを維持する力が求められたのだと思います。
アメリカツアーの有力選手の中でもショートゲーム、特にパットが上手く行かない選手はスコアを崩してしまいました。
逆に、パーオン率が少し低くてもパット数の少ない選手が活躍しました。
木下さんも一番パットを打った初日が30で、初日以外の3日間はパット数が20台でした。
決して国内ツアーのコースが甘すぎるということではなく、日本人選手でも、パットが上手く行った選手は想定していた以上の成績を残し、パットが上手く行かなかった選手は想定外の苦戦を強いられた大会になったと思います。
山下さんも2日目18番ホールのトラブルが無ければ決勝ラウンドに進出していたでしょう。全く通用しなかったというよりは、実力を発揮する前に試合が終わってしまった感じです。彼女のゴルフならこのトラブルが無ければ通算3オーバー前後で試合を終えていた可能性があると思います。
パットが全く入らなかった優菜ちゃんとともに、勿体ない試合になりました。