国内女子ゴルフツアーは10試合が終了しました。
全38試合が予定されていますので、シーズンの4分の1を消化したことになります。
ここまでの10試合で黄金世代以下の若手選手が5勝していますが、昨シーズンの主力では山下さんと吉田優利さんの各1勝のみです。ベテランでは穴井さんが2勝、瀬令奈さんが1勝、申ジエさんが1勝しています。山内さんは年齢的には中堅選手ですが、レギュラーツアーの試合経験は68試合程度なので97試合の吉田優利さんよりも少ないですからフレッシュです。優勝以降の全試合で予選通過しているのも良いですね。
申ジエさんは7試合出場して好成績と予選落ちが交互となっています。珍しいですね。次は予選落ちの順番です(笑)。
穴井さんは10試合出場して2勝、2位1回、予選落ち2回です。好調ですが効率よく優勝した印象です。
吉田優利さんは棄権が1度ありますが、予選落ちはありません。まだ昨シーズンほどの安定感は見られませんが、ワールドレディスで勝負強さを見せてくれました。パーセーブ率とリカバリー率が1位ですがパーオン率が少し低いですね。もう少しショットの精度が上がってくればバーディ合戦にも対応できるでしょう。
山下さんは短縮試合になった富士フィルム・スタジオアリスで1勝しましたが、優勝争いしたのはこの試合とヤマハでけです。昨シーズンと比較すると少し物足りないですね。パーオン率が少し悪いのとパットに関するスタッツも落ちています。昨年は勝負強かったですが、今年はそこまでの争いができていません。ただ予選落ちは無く、安定感はあります。
上田さんは8試合に出場してトップテンを逃したのが2試合だけです。それでも18位タイが最低成績ですから今シーズン一番安定しています。スタッツを見てもショートゲームが良いですし、いつ優勝しても良い状態だと思いますが、パーオン率が40位ですね。ピンチをしのぐ勝負強さと上手さは日本人選手の中では突出していますが、グリーンを外すピンチが多く脳も疲れます。それが最終日の重要なパットを外して優勝に一歩届かない原因かも知れませんね。
ささきしょうこさんは序盤絶好調でしたが、ここ数試合は少し調子が落ちてきたようです。ささきさんもショートゲームが上手いですね。序盤戦ではアプローチも寄り、パットもかなり入っていました。調子のよい時に1勝したかったですね。
岩井明愛さんは初優勝しました。予選落ちも1回のみです。飛ばし屋の印象が強いですが、ここまではパットが好調です。平均パット数が2位ですから、昨シーズンからパットが大きく改善したと言えるでしょう。パット好調が今後も続くかどうか・・・が鍵でしょう。
岩井千怜さんは予選落ちが2回ありましたが、上位に顔を出す回数は明愛さんよりも多く、お姉さんより安定した選手と言ってもよいでしょう。もう少しパーオン率が上がってこないと優勝できそうでできない試合が目立つと思います。
小祝さんは10試合出場して4回予選落ちしています。申ジエさんほどではないですが、成績にムラがあります。彼女も順番通りなら次の試合は予選落ちになります(汗)。3位も3回ありますし、ショットの調子は上がってきたようですが、問題はパットですね。パットは小祝さんにとって永遠の課題のようです。
稲見さんは開幕戦2位、Tポイント3位でしたが、ヤマハで予選落ちし、その後は体調不良が続いています。稲見さんらしいショットのキレが見られませんが、パット巧者ではないのでショットが戻ってこないとこの2年間のような成績を求めるのは厳しいですね。
第1回リランキングは16試合目のニチレイレディス終了時点で行われますので、リランキング対象選手にとっては残る6試合でリランキングポイント40位以内に入っておきたいところです。第2回リランキングまでは出場選手数の多い試合もありますので、悪くても50位以内というのが目安となります。
ここまでの好調な選手を見ると平均パット数上位の選手が多いです。
上田さん、岩井姉妹、ささきさん、吉本さん、山内さんが平均パット数トップテンです。ショットの精度が成績の安定性を示すと言われてきましたが、ここまでの10試合に限るとパットが重要です。
10試合終了時点の暫定リランキング30位は57.48ポイント、40位は24.35ポイント、50位は15.18ポイントです。
第1回リランキングまでの6試合でどの程度加算されるでしょうか・・・。
このあたりの選手はあまり大きなポイントを稼ぐことがありません。時々上位に入ることもありますが、それは6試合に5人もいないと思います。
単純計算上は第1回リランキング30位が90ポイント、40位が40ポイント、50位が25ポイントとなります。
プラス10ポイント程度を見込んだほうが安全でしょう。
横峯さくらさんは4試合に出場して12.15ポイントで53位です。この成績なのに50位近くにいるのが驚きですが、ある程度ポイントを稼げる選手はリランキング対象者のうち上位数人だけです。
30位が100ポイント、40位が50ポイント、50位が35ポイントと想定すると、30位に入るためには90ポイント、40位には40ポイント、50位には25ポイントを積み上げていきたいところです。
3試合連続して予選通過していますが、最終順位が40位程度では5ポイントも加算されません。
1度トップテン入りか2度トップ20入りすれば40位以内の可能性がでてきます。40位以内に入るとかなりの試合には出場できます。
できれば一度3位以内に入っておきたいですね。そうすると次の試合の出場権を得ますし、第2回リランキングまではほぼすべての試合に出場可能です。