ワールドレディスチャンピオンシップが終了しました。

予報通りの雨と風でした。

最終日のベストスコアは山下さんの71で、アンダーパーの選手はたった1人でした。

雨が降ればグリーンが止まりやすくなり、スコアを伸ばしやすくなるというのが女子ゴルフの定番ですが、そうでもなかったですね。確かにグリーンは止まりやすくなっていましたが、速さはキープされており、アプローチやパットの距離感を合わせるのに苦労していました。

 

決勝ラウンドのスコア比較です。

3R ベスト69、アンダーパー3人、平均76.8689

4R ベスト71、アンダーパー1人、平均76.3279

 

 

そんな中、吉田優利さんが最終日1オーバーと粘り、2021年以来の3勝目をあげました。

前半を終えて1オーバーにスコアを落として小祝さんに2打差まで迫られました。

後半は申ジエさんと上田さんの追い上げが気になりましたが、バーディを獲りやすい12番と17番で確実にバーディを獲って申ジエさんを突き放しました。

 

昨年、吉田さんがなかなか優勝できない時に一部マスコミには勝負弱いと書かれていましたが、勝てなかったのは気持ちが乗らない時に簡単にボギーを叩いてしまうことがあったからだと思っています。

今大会はどうしても勝ちたいメジャー大会だったので最後まで気持ちが切れなかったのが勝因でしょう。

ゴルフのレベルとしては国内ツアートップクラスだと思っています。昨シーズン勝てなかった分だけ今シーズンは帳尻合わせで勝ってくれるでしょう。

今シーズンは5勝して、来シーズンから古江さんと優菜ちゃんが待っているアメリカツアーに行きましょう。

 

申ジエさんは実に粘り強いゴルフをします。ライバル選手が落ちてくれば獲物を狙うかのように食いついてきます。今回は吉田さんが落ちていかなかったので申ジエさんとしてもこれが限界でした。

 

上田さんはグリーンを外してもアプローチで寄せてパーセーブする粘り強さは日本人選手ナンバーワンでしょう。ただ、最終日にバーディパットが入らないというだけのことです。今シーズンもどこかで優勝するでしょうが、タイミング次第ですね。

 

小祝さんは12番パー5で短いパットを外して3パットしたのがいけませんでした。肝心な場面で短いパットを外すのが小祝さんの数少ない弱点ですが、それが出てしまいました。15番パー3での池ポチャダボが決定的でしたが、12番でパーセーブしていれば吉田さんをもっと苦しめることができたと思います。

 

リハナさんはショットの精度では落ちますがショートゲームがスコアをキープしていました。彼女は安定感があるものの爆発的なスコアが出ないタイプなのでバーディ合戦になると厳しいと思います。今回のような我慢比べになると上位争いできるでしょう。

 

山下さんは最終日唯一のアンダーパーでした。昨シーズンほど運が回ってこないでしょうがシーズン2勝目は近いでしょう。主力選手の中では最も心配する必要のない選手です。

アメリカツアーにもチャレンジしたいとのことなので楽しみです。

 

佐久間さんは2020年度プロテスト合格者の中では最もゴルフセンスの高い選手だと思っています。ただ、パットを含むショートゲームがイマイチで岩井姉妹に先を越されてしまいました。彼女もリハナさん同様、バーディ合戦になると厳しいのですが、リハナさんと違ってショートゲームを磨けば優勝も近いと思います。

 

 

久しぶりに優勝争いが面白かったです。

やはり役者が揃わないといけません。

数年に1度優勝するかどうかの選手ばかりが活躍しているようではいけません。

稲見さんは体調回復に時間がかかりそうですが、小祝さんと山下さんはそれほど調子は悪くありません。次は小祝さんの優勝を見たいですね。