主力選手データ分析シリーズ第4弾は勝みなみさんです。今シーズンはアメリカツアー参戦のため、国内ツアーで活躍するシーンを見ることは少ないと思いますが、アメリカツアーでの活躍を祈りたいと思います。
勝さんの2020~21年シーズンと2022年シーズンのスタッツを比較しました。
2020~21年 2022年
メルセデスランク 7位 → 4位
賞金 7位 → 4位
平均ストローク 71.2527(11) → 70.5170(5)
優勝回数 2回 → 2回
トップテン回数 15位 → 4位
パーオン率 65.4719(61) → 69.5473(26)
平均パット数 1.7709(3) → 1.7450(1)
総パット数平均 28.6667(2) → 28.7593(6)
パーセーブ率 85.3445(25) → 87.8601(6)
平均バーディ数 3.5627(4) → 3.8056(1)
平均飛距離 254.31(2) → 253.21(4)
FWキープ率 55.2381(88) → 60.3836(76)
リカバリー率 64.3599(17) → 66.2162(13)
パー3平均スコア 3.0878(75) → 3.0602(66)
パー4平均スコア 4.0021(10) → 3.9686(3)
パー5平均スコア 4.7143(3) → 4.6449(1)
勝さんは2019年、2021年、2022年とそれぞれ2勝ずつしています。ゴルフの内容は安定していないのですが、優勝回数は安定しています。不思議です。
2022年は平均ストロークが0.7向上しました。
ティーショットの飛距離はトップクラスですがフェアウェーキープ率はかなり低く60%を超えたところです。セカンドショットの4割はラフから打っているわけですからパーオン率も高くなりません。それでも2022年のパーオン率は4%上げており、これが平均ストローク向上の原動力となりました。
勝さんはパット巧者です。現在の国内女子ツアーでトップ3に入るパット巧者だと思います。2022年はショットの精度アップにより平均パット数も平均バーディ数も向上したと思います。
勝さんの場合、パー4のセカンドショットの大半はショートアイアンでしょう。400ヤードのミドルでも残り130~140ヤードでしょうからミドルアイアンより長いクラブを持つ機会は限られています。逆に、ミドルアイアンよりも長いクラブを持つ機会が少ないため、パー3の平均スコアが悪いですね。ミドルアイアンやロングアイアンの精度アップを目指して練習することも少ないのでしょう。
従来、パット巧者と言うと距離の出ない選手の代名詞のようでしたが、勝さんは距離の出るパット巧者です。最近の国内女子ゴルフ界では異色の選手なのですね。
今シーズン、勝さんはアメリカツアーに参戦します。国内ツアー専念であれば2勝程度はするでしょうが、アメリカツアーでの成績は全く読めません。
アメリカツアーはフェアウェーが広く、しかも転がると言われています。国内ではラフや林に打ち込んでいたようなボールがフェアウェーに残るケースが増えるでしょうし、飛距離も更に伸びるでしょう。パー4のセカンドショットはショートアイアンで打てますしパー5も期待できます。
逆に、アメリカツアーのパー3は一つ間違えるとダボというホールが多く不安が残ります。
また、アメリカのグリーンに対応できるかどうか・・・。パットでスコアを作ってきた勝さんですから、グリーン上で悩むことも考えられます。
アメリカツアーはコース形態が多彩です。全ての試合で上位に入ることは難しいですが、彼女のフィールドと言えるような試合で上位争いをしていけば優勝のチャンスはあると思います。