昨年の12月17日に書いたブログ記事は「稲見さん無双時代ですか」でした。

当時、マスコミ記事は稲見さんばかりで、「稲見さんの無双時代到来」というものもありました。

昨シーズンの賞金ランク、メルセデスランク、平均ストロークの1位と2位は稲見さんと古江さんが独占していました。稲見さんは賞金ランクと平均ストロークが1位でメルセデスランクは2位、古江さんはメルセデスランク1位で賞金ランクと平均ストロークは2位でした。古江さんがアメリカツアーに参戦することが決まっていましたので、マスコミは稲見さん無双時代到来と書いていたわけです。

 

ネギックは稲見さん無双時代を迎えるかどうかの鍵が3つあると書きました。

①稲見さんの体調

②2シーズン連続の好調は難しい

③他の選手の成長、特に年下の若い選手の成長

 

特に、②では優勝には「運」が必要であり、運は続かないのが相場と書きました。2021年は8勝もしましたからね。

 

結局、稲見さんの体調は万全ではなかったようですが懸念されていたほどの状態ではありませんでした。ただ、2勝に留まり、メルセデスランクと賞金ランクは3位、平均ストロークは2位でした。他の選手であれば十分に活躍したといえるシーズン成績でしたが、マスコミが書きたてたような「無双時代」ではありませんでした。

 

稲見さんの無双時代を食い止めたのは山下さんと西郷さんでした。2人ともに新世紀世代ですから稲見さんよりも2歳年下です。3つの鍵のうち③で示した若手選手の成長が大きかったわけです。

 

 

2022年シーズンは山下さんがメルセデスランク、賞金ランク、平均ストローク、優勝回数ともに1位でした。トップテンの回数も1位で、非常に安定した成績でした。

平均ストロークは70を切り、賞金獲得額は2位の西郷さんに1億円の差を付け、メルセデスランクも2位の西郷さんに1200ポイントの大差でした。昨年のメルセデスランクは3.5ポイント差の大接戦でしたので、昨シーズンの稲見さん以上の「無双状態」でした。

 

来シーズンは山下さんが無双するのかどうか・・・。

メルセデスランク4位の勝さんと5位の優菜ちゃんがアメリカツアーに参戦することが見込まれていますので、山下さんの当面のライバルは西郷さんと稲見さんになります。

西郷さんはシーズン終盤の乱調が気になります。2022年前半戦のようなゴルフが戻ってくるのかどうか・・・。稲見さんは直近2シーズンを平均すると5勝となり、実力相当の優勝回数となりました。来シーズンは運も回ってくるかも知れません。

それ以外では、今シーズン勝ち運に恵まれなかった吉田優利さんもいますし、川﨑さんがシーズン通して戦えばどれだけの成績を残して来るのかも楽しみです。川﨑さんのような若い選手の成長が山下さんにとっては大敵かも知れません。

 

稲見さんは2年連続無双とはなりませんでしたが、山下さんは2年連続無双となるのかなどうか・・・。