先日、JLPGAからティーチングプロの合格者が発表されました。60人という大人数でした。これほど多くのティーチングプロが誕生した理由は、プロテスト合格者以外がQTに出場できなくなるという制度改革によって、単年登録でツアーに出場していたプロの多くがティーチングプロを経由して会員になることでQTに出場することを目指したからです。
そもそもツアープロとティーチングプロは目的も違いますし、おそらくレベルも違うでしょう。前者は毎年20人程度しか合格できない狭き門を潜り抜けた精鋭たちですからね。
ティーチングプロの中にはレッスン中心としたティーチングプロ本来の活動を中心に考えている人もいるでしょうが、QTに出場してツアーで活躍したいという人もいるでしょう。
QT制度が改革された当時に、こうなることは予想されていました。JLPGAはそれを黙認していたわけですね。その後、3年間という時間と数百万円という金銭を費やした末にティーチングプロの資格を取得したわけです。
ところが、協会会員の中から反発の声が上がり、将来はティーチングプロのQT受験の道が閉ざされるという記事が出ていました。
既にティーチングプロに合格した選手に対して、今更QTを受験できませんというのは詐欺に近いでしょう。制度の主旨からしておかしいと思うのは当然でしょうが、今まで黙認してきたことを急に変更するというのは「禁じ手」です。
今後、ティーチングプロを目指す人については合格してもQTに出場できないことを明示するのであれば理解できますが・・・。
また、60人のティーチングプロに職場を奪われる可能性を感じて反発するというのも情けない話です。この60人の中で何人が最終QTまで進めるでしょうか・・・。
少なくとも今のレギュラーツアーで活躍している選手にとっては殆ど影響が無いでしょう。ここで反発している会員は自らの実力に自信が無いということになります。
「一緒にプレーしてスコアが開き過ぎてプレーのリズムが狂う」という意見もあるようです。これは少しだけ理解できる意見です。ファーストQTではペアリングの際にティーチングプロ同士を組ませる等すれば解決できます。QTを勝ち進めばそういう心配はないですからね。これで問題は解決です。ティーチングプロにもファーストQT受験資格を与えたら良い話です。恐らく殆どの選手は最終QTまで進んでこないですし、進んできた選手がいれば大歓迎ではないでしょうか。
そもそもプロテスト一発という制度が世界のゴルフ界ではかなり特殊であることを認識しないといけません。プロテストで合格者を20人程度に絞っているから一定レベルを保つことができるという意見がありますが、QTで出場資格を争うのですからQTでレベルは担保されているはずです。QT下位なら試合には出場できませんから。
こんな混乱を起こすくらいであれば、もう一度、QTをファースト、セカンド、サード、最終の4段階に戻して、プロテスト合格者以外にもQT出場資格を与える形に戻しても良いのではないでしょうか。それで誰も損しないのですけどね(笑)。