古江さんがスコティッシュ女子オープンで優勝しました。

今週開催される全英女子オープンの前哨戦と言われ、リンクスで開催されるスコティッシュ女子オープンには4人の日本人選手が出場していました。

 

大会前のマスコミ報道は渋野さんばかりでしたが、ネギックは古江さんに一番期待していました。ただ、優勝というのはコース相性だけで決まるのではなく、相対的な実力や運に左右されるものです。古江さんが上位で戦えるだろうという思いはありましたが、優勝というとそんな簡単なものではないと思っていました。畑岡さんは実力面では文句無しですがリンクスが得意ではない、笹生さんもパワーで勝負できるアメリカ本土のコースのほうが向いている、渋野さんは調子そのものが疑問でした。

 

西郷さんのエビアン4位に続く日本人選手の活躍です。

国内ツアーに残っている日本人選手の中でも世界を意識している若手選手にとっては、古江さんの優勝は励みになるでしょうね。アメリカツアー参戦が加速するかも知れませんね。

 

日本人選手4人の成績です。

優勝 -21 古江さん

7位 -15 畑岡さん

24位 -9 笹生さん

予選落ち 渋野さん

 

古江さんの優勝は素晴しいことですが、畑岡さんも苦手だと思っていたリンクスでトップテン入りしましたし立派な成績です。畑岡さんだから評価されない成績で、他の日本人選手なら十分に評価される順位とスコアだと思います。笹生さんもコースが向いていないな・・・と思っていましたが、最終日に大きくスコアを伸ばしてそれなりの順位まで上げました。

 

古江さんのデータです。

スコア 69-68-68-62(-21)

フェアウェーキープ 11-10-11-13(45/56)

パーオン 13-15-16-17(61/72)

パット数 27-29-30-26(112)

バーディ数 5-8-5-10(28個)

フェアウェーキープ率は80.36%、パーオン率は84.72%でした。パット巧者と強調されるのですが、ショットの精度もかなり高いです。フェアウェーに飛んだはずなのにポットバンカーに入るようなコースですから、その中で確実にフェアウェーを捉える正確なティーショット、フェアウェーからピンを狙うショットの正確さがあってのパットです。4日間のパット数も極端に少ないわけではありません。パーオン率が高いのでパット数が22などといった数字にはなりません。これでもかなりパットが入っています。バーディ決定率は45.9%、最終日に至っては58.8%です。パーオンすればバーディという感じですね。

特に最終日はパーオン17回でパット数26でした。パーオン17回だとパット数は30を超えてくるものです。17回のバーディパットが全て2m以内ということはなく、ミドルパットもあればロングパットも残ります。その6割近くをワンパットで決めるパット力と集中力が古江さんの強みです。

 

畑岡さんのデータです。

スコア 68-69-68-68(-15)

フェアウェーキープ 10-11-8-11(40/56)

パーオン 17-16-16-15(64/72)

パット数 31-30-31-29(121)

バーディ数 4-4-4-6(18個)

フェアウェーキープ率は71.43%ですが、パーオン率は88.89%で古江さんを上回りました。古江さんより飛距離がありますのでフェアウェーキープ率は落ちますが、しっかりパーオンしてきました。ただ、パットがあまり入らなかったですね。バーディ決定率は28.13%でした。優勝するには低い数字です。それでも羨ましい数字ですが・・・。

結局、古江さんよりもパーオンが3回多かったにも関わらず、パット数が9回も多く、バーディが10個も少なかったことで6打差付けられたわけです。決して悪い内容ではないですが、パットの差が古江さんと畑岡さんの明暗を分けた形です。それでもトップテンですよ・・・。ファンの期待に応えてくれたと思います。

 

一定レベル以上のショットを維持した上でパットを決めるというのが優勝の絶対条件となっています。ショットだけ良くても勝負になりません。以前のようにパープレーであれば優勝できるというコース設定であればショットの精度が最重要でしたが、今はどれだけバーディを獲れるか・・・の勝負です。納得できるショットが打てれば・・・といった古い考えの選手は頭の中を切り替えないと取り残されます。