選手解剖シリーズは2020~2021年のメルセデスランキング順に進んでいます。1位の古江さんはアメリカツアー参戦のために飛ばしましたが、同じ理由で6位の笹生さんも飛ばします。
今日は7位だった勝さんです。7位の勝さん、8位の高橋さん、10位の原英莉花さんは解剖のし甲斐がある選手です(笑)。
勝みなみさんのスタッツです。2019年から2020~2021年への変化です。
平均ストローク 71.1858(12)→71.2527(11)
パーオン率 69.4288(33)→65.4719(61)
平均パット数 1.7641(4)→1.7709(3)
総パット数平均 29.2881(11)→28.6667(2)
パーセーブ率 85.5618(18)→85.3445(25)
平均バーディ数 3.5706(6)→3.5627(4)
ドライビングディスタンス 249.60(9)→254.31(2)
フェアウェーキープ率 59.5642(81)→55.2381(88)
リカバリー率 60.1643(43)→64.3599(17)
パー3平均スコア 3.0960(75)→3.0878(75)
パー4平均スコア 3.9842(8)→4.0021(10)
パー5平均スコア 4.7349(9)→4.7143(3)
予選R平均スコア 71.3620(16)→70.9474(10)
決勝R平均スコア 70.4657(3)→71.3948(12)
平均ストロークは大きな変化がありませんでした。ただ、パーオン率が65%台まで低下して順位も61位まで下がりました。その原因はフェアウェーキープ率が4%下がって55%台となったことでしょう。ドライビングディスタンスが5ヤード伸びた結果がフェアウェーキープ率の低下に繋がったのだとすると、飛距離を伸ばせばパーオン率が上がるという定説を覆してしまうようなことが起きたわけです。ただ、このパーオン率としては平均バーディ数は良いですし、パットでカバーしたことがデータでもわかります。
ティーショットが真直ぐ飛べば鬼に金棒の選手ですが、曲がってしまうことが多く安定した成績を残せない結果となっています。
また、パー3の平均スコアも悪いですね。パットが上手いのにこの数字ということはアイアンショットの精度が悪いということです。アイアンショットが下手という印象が無い選手なので、ティーグラウンドでの集中力なのかスタンスの取り方が少し雑なのかも知れません。
勝さんのスタッツは2018年の実質プロデビュー以降では大きな変化はありません。
フェアウェーキープ率とパーオン率はずっと悪いですし、パットに関するスタッツはずっと良いです。勝さんは飛距離を伸ばしたと言われていますが、それによってパットが下手になったわけでもありません。
勝さんがMVPを狙うためにはフェアウェーキープ率の向上が必須でしょう。
フェアウェーキープ率が65%以上であればパーオン率は70%近くまで上がるでしょう。勝さんのパット力ならシーズンに5勝することもできるはずです。
ただ、それができないで3シーズンを経過しているのも事実です。勝さんはアメリカツアー参戦を考えているとのことですが、飛距離とパット力のある勝さんにはアメリカツアーのほうが力を発揮できる可能性を感じます。