賞金女王争いは残り3試合となりましたが、1位稲見さんと2位古江さんの差は400万円弱です。
また、マスコミが話題にしませんがメルセデスランクでは1位古江さんと2位稲見さんの差はわずか60.76ポイントです。どちらも優勝しなくても逆転可能な数字ですし、しかも3試合残っているわけですから全く結末は読めません。
稲見さんが腰痛不安を抱えている一方で古江さんは絶好調、しかも伊藤園とエリエールはともに古江さんが昨年優勝しています。
誰が見ても古江さんが優勢・・・なのですが、ゴルフは何が起きるかわからないスポーツです。特にタイトルが懸かった試合での緊張感は優勝慣れしている2人にとっても異質なものだと思います。
最終戦までこの緊張感が続けばJLPGAは大喜びでしょう。
緊張感と言えば最終プロテストが終了しました。20位タイまでの21人が合格しました。
合格者を世代別にまとめました。()は順位です。
1996 丹さん(5)
1997 桑山さん(15)、成澤さん(19)
1998 新さん(5)、星野さん(9)、天本さん(15)
1999 泉田さん(3)、須江さん(15)、大林さん(15)
2000 高久さん(2)、藤田さん(5)
2001 村上さん(9)、永嶋さん(9)
2002 仁井さん(15)、宮澤さん(19)
2003 尾関さん(1)、佐藤さん(4)、竹田さん(5)、小林さん(12)、櫻井さん(12)、川崎さん(12)
合格者の世代を見ると受験が初めて可能になった高校3年生が6人ですが、それ以上の年代は満遍なくという感じですね。
マスコミは渋野さんと同じ学校出身者を取り上げていますが、どうでも良い話です。同じ学校出身だからと言って渋野さんがの分身ではありません。藍ちゃんがプロ入りしてから暫くは東北高校出身選手が取り上げられることが多かったですが・・・。東北高校出身選手はミヤギテレビ杯で予選ラウンドの中心的存在となった時期がありました。まるでゴルフ5レディスの時のゴルフ5所属選手のように予選落ちしてもテレビに映るというアレ(笑)です。
ただ、渋野さんの出身高校は岡山県で、レギュラーツアーでは地元で開催される試合はありません。活躍してナンボでしょうね。
そういう意味では1位合格の尾関さんが活躍できる選手候補ですが、目標選手が小倉彩愛さんということで渋野さんではありません(笑)。
QTルートが廃止されて、JLPGAの試合に出場するためにはプロテストに合格するしか方法が無くなります。今後もアマチュア優勝すればプロテストを経由せずにツアー出場できますが、それは数年に1人というレベルです。
唯一のチャンスが4日間のプロテスト一発というのが本当に良いのかどうか・・・。
少ないチャンスを活かすことができないようではプロになっても活躍できないという意見もありますが、例外も結構多いのが現実です。
ゴルフはコース相性、調子、運などによって成績が大きく左右されるので一発勝負には馴染まないスポーツだと思っています。そういう意味ではQTルートというのは合理性がある方法でした。
ただ、協会がプロテストのみにルートを絞ったわけですから、プロテストをもっと質の良いものに変えないといけません。
現状は、QTルートを廃止しただけでプロテストに関しては改善していません。QTルートを廃止したのだから、一発勝負の弊害を最小限にするためのプロテストに改革しないといけません。
運良く最終プロテストのコースが合っていた、調子が良かった、ロングパットが面白いように入った・・・・というのではプロ入りしても活躍できないでしょう。
運の要素を抑えるにはアメリカツアーの最終QTのように2つのコースで計8日間という長丁場にするのがベストです。
ネギックは8日間が難しいとしても、違うタイプのコースでそれぞれ3日間、合計6日間の最終プロテストを行ってもよいのではないかと思います。
現在メルセデスランク56位の髙木優奈さんが最終プロテストで1打足りず合格できませんでした。今回の合格者21人のうち、シードを狙える選手が何人いるでしょうか。多く見積もっても半数でしょう。
それなら、QT制度を改革すると同時にプロテストも改革しないといけなかったと思います。