富士通レディース2021の初日ペアリングが発表されました。

 

今週、一番聞きたいのは成田さんのコメントですね。

シード喪失の土俵際で、徳俵に足がかかった状態と言えるでしょう。賞金シード確保には最低でも3千万円が必要でしょうが、成田さんの賞金獲得額は620万円です。つまり2400万円を加算しないと賞金シードを維持できないのですが、今大会の優勝賞金は1800万円です。賞金シードは無理なのですね。ただ、今大会で優勝すれば来シーズンもレギュラーツアーに出場できます。今大会で最も優勝を欲している選手は成田さんだと思います。成田さんは過去、この大会で2勝していますからコース相性は良いのでしょう。ただ、今の調子がどうなのか・・・。昨年の大会では76、81を叩いて予選落ちでしたからコース相性だけで何とかなるわけでもありません。

 

過去5年の優勝スコアと予選カットラインです。

16年 -12 松森さん (+2)

17年 -14 テレサさん (+2)

18年 -8 成田さん (+1)

19年 -17 @古江さん (-2)

20年 -7 申ジエさん (+6)

 

優勝スコアも予選カットラインも直近2大会でかなりブレています。今年のコースコンディションはどちらに近いのか・・・・。古江さんは2019年に好スコアでアマチュア優勝し、2020年は難易度の高い状態で申ジエさんと2打差の2位でした。

 

 

マスコミ記事の殆どが渋野さんの初日ペアリングに関するものでしたが、ALBAが原田香里さんの記事を書いています。ファン受けするかどうかは置いといて、興味深い内容です。

 

原田さんは日本女子プロゴルフ選手権に10年ぶりに出場しました。今年3月までJLPGAの理事をしていた方です。選手の立場に戻って、若い選手と一緒にゴルフをするのは刺激になったでしょうね。

彼女のコメントの中で注目したのは「理事をしていた時には伝わっていると思っていたことが、意外に伝わっていなかったり、選手たちが協会に何かを伝えることをあきらめたりしてしまっていることがわかったのです。」と、「選手によりよい環境を作るのは、協会の大きな仕事です。そのためには、選手が考えていること、求めていることをよく知る必要があります。選手も、協会に何もかも任せきりにするのではなく、自分の思っていることを伝え続けることが大切です。お互いができる限り理解し合おうとすること、それを伝え合うこと。その努力を続けることが、将来につながると思います。」の部分です。

 

選手も協会会員ですが、女子ゴルフツアーの運営に直接口を出すことはないでしょう。皆さん、自分のプレーに必死ですし、プレーに集中することが第一だと感じているでしょう。

理事は女子ゴルフツアーの舵取りを任されています。ただ、理事の方たちが試合でプレーするわけではありません。

それぞれの立場で感じることも違うでしょうし、違って当然です。

選手が協会の運営に異論を唱えることは殆ど無いと思いますが、黙って従うことが自分達の将来にとってプラスなのかマイナスなのか・・・・。

原田さんが言う「選手が協会に任せきりにせず自分の思っていることを伝える」というのは簡単なことではありません。組織はどうしても上意下達になってしまうものです。

全員が一丸となって・・・というのは机上の空論かも知れませんが、意見交換できる風通しの良さは必要でしょうし、協会の側が選手に歩み寄って意見を聞く機会を持たない限りは、選手が思っていることを伝えるのは難しいでしょう。