稲見さんが日本女子プロゴルフ選手権で優勝しました。大会前には稲見さんがメジャー未勝利だと書かれていましたが、マスコミは本当に意味の無い記事を書きますね。
稲見さんは2018年のプロテストに合格し、プロゴルファーとして本格的に活動し始めたのは2019年シーズンからです。
2019年に1勝、2020年に1勝、2021年はシーズン途中ですが7勝して、通算9勝というのが現在の優勝回数です。年齢は22歳と2ヶ月弱です。
これまでにプロとしてメジャー大会に出場したのは2019年の3試合と2020年の3試合、2021年の2試合の合計8試合です。8試合目で優勝したわけです。
稲見さんはメジャー大会に勝っていなかったものの、明らかに経験が少ないことがわかります。
上田さんがメジャー大会で勝てないと言われるのは理解できます。通算15勝もしている上田さんにとってメジャー優勝は悲願になっていると思いますが、稲見さんは全く事情が違います。
貴金属世代でメジャー優勝した選手と大会名です。
畑岡さん 2016女子オープン(アマ)、2017女子オープン、2019選手権、2019女子オープン
原英莉花さん 2020女子オープン、2020リコーカップ
渋野さん 2019 ワールドレディス
稲見さん 2021選手権
優菜ちゃん 2021ワールドレディス
畑岡さんのメジャー4勝が目立ちます。海外メジャーで勝てなくて周囲が騒がしくするのですが、決して勝負弱いわけでもないですし、実力的にはいつでも海外メジャー優勝できる選手です。あとは運と巡り合わせとしか言いようがありません。これだけは畑岡さん自身の努力で何ともできないところですから、畑岡さんは自分自身を精神的に追い込まないことが大事です。
畑岡さんを除く黄金世代の選手が実質的にプロデビューしたのは2018年シーズンです。
2018年には黄金世代の選手数人が初優勝しましたが、2018年のメジャー大会は全て外国人選手が優勝しました。まだメジャー優勝するには早すぎたのでしょう。
しかし2019年のメジャー大会はリコーカップのみペソンウさんが優勝しましたが、他の3試合は全て黄金世代の選手が優勝しました。ただ、そのうちの2勝は畑岡さんでした。
2020~2021年シーズンには既にメジャー大会が5試合実施されましたが、そのうち貴金属世代以外の選手の優勝は2020選手権の永峰さん1人です。
つまり2019年以降のメジャー大会9試合のうち7試合で貴金属世代が優勝したことになります。シード選手も3分の1を貴金属世代が占めるようになってきました。
現在の女子ゴルフツアーは貴金属世代が中心となっています。
3~4世代の選手がツアーを席捲するというのは過去10年にはありませんでした。外国人選手がツアーを席捲した時代はありましたが・・・(汗)。
さくらちゃんと藍ちゃんが出てきた時期に女子ゴルフ界が大きく変わったと言われました。彼女たちの存在を宇宙人と表現したプロもいました。それでも限られた人数でした。貴金属恐るべし・・・です。
ただ、貴金属世代の活躍が今後どれだけ続くのかはわかりません。未来のことは予言できませんからね。すぐに失速するのか、10年間ほど続くのかはやってみないとわかりません。
今は稲見さん一色です。
ただ、1人の選手が断トツの力を見せつけて長期間君臨するというのは過去20年に限ると不動さんしかいません。不動さん断トツの時代は女子ゴルフツアーにとっては必ずしも良い時代ではありませんでした。不動さんが強すぎて人気が無かったのもあります。
やはり、複数の選手が切磋琢磨するツアーでないと盛り上がらないですし、誰が優勝するかわからない試合でないと視聴者も離れていくでしょう。
稲見さんを追い掛ける立場になった小祝さんは女王の座を最終戦まで争ってほしいですし、その2人を追い掛ける古江さんと優菜ちゃんも残り試合で複数甲斐優勝するくらいの活躍をして欲しいです。
また、西郷さん、高橋さん、植竹さん、安田佑香さんの初優勝も待たれます。