2019年シーズンは39試合でしたが、2020~2021年シーズンは14試合プラス38試合の合計52試合で行われます。
コロナの影響で試合数が減る可能性もありますが、どうやら試合そのものを中止にするということは少なく、無観客開催をすれば良いという雰囲気が出来上がりつつあるようです。
もちろん、感染状況が好転すればギャラリーを入れる試合も増えるでしょう。
38試合が52試合になるわけですから単純計算で1.368倍です。賞金が増額されている試合も多いので、賞金総額では4割増と考えても良いでしょう。
2019年賞金女王の鈴木さんが1億6千万円稼いでいますので、今年の賞金女王は2億2400万円前後が必要となります。
そして、最も優勝回数の多い選手は9~10勝という計算になります。
メルセデスランクは2020年に変更されていますので、2019年と比較するのが難しいです。
ここまで3勝している小祝さんと古江さんは残り35試合で6~7勝しなければなりません。現時点で3勝に達していないほぼ全ての選手は35試合で10勝近い優勝をしなければ賞金女王は難しいということになります。
鈴木さんがダイキンレディス前に「賞金女王を狙う。5勝したい。」と言っていましたが、とても5勝では足りません。2位・3位が多ければ5勝で2億2千万円に到達する可能性はゼロではありませんが、5勝なら1億5千万円程度が限界でしょう。
鈴木さんは今シーズン約4500万円を獲得していますので、1億5千万円を積み上げても2億円に届くのがギリギリです。現実にはかなり厳しい数字です。
お金の計算が早そうな鈴木さんですから、恐らく、そんなことは百も承知で発言したのだと思います。上位にいる選手に対するプレッシャーを掛ける心理戦を鈴木さんの中では始めているのではないか・・・・と思います。上位の小祝さん、笹生さん、古江さんが伸び悩んでくれたらチャンスが広がると思っているのではないでしょうか。
ところが、3月からの3試合で小祝さんが強烈な先制パンチを食らわしました。2020年と合わせて、既に賞金は1億円超えです。残り35試合で1億3千万円を積み上げれば賞金女王ラインに届きます。17試合で1億円稼いでいますので、単純計算すると残り35試合で2億円を上乗せしていくことになります。賞金獲得額3億円という夢の大台に乗せる可能性も感じます。
ただ、小祝さんが断トツで有利という状況ではありません。
笹生さんとの差が800万円、古江さんとの差が1千万円です。つまり、1つの試合で優勝とそうでないかの違いで逆転する範囲です。
計算上は笹生さんと古江さんにも3億円超えの可能性は残されているのです。
笹生さんは今年に入ってからの3試合で1度もトップテン入りがなく、ダイキンレディスでは予選落ちしました。どうも調子が上がっていないようですが、寒さも原因の1つかも知れません。また、小祝さんほどの粘りを感じない選手で、強い時はとてつもない強さを見せるものの、逆に脆さや諦めの早さを感じます。プレースタイルがそのように見せてしまうのかも知れませんが・・・。
また、彼女は今年のアメリカツアーQTを受けるのではないか・・・と思っていますので、日程的にも厳しいです。彼女が賞金女王を獲得するためには夏を中心に固め勝ちをすることが必要だと思います。
古江さんも今年の3試合は全てトップテンを逃しています。予選落ちが無いのは古江さんらしいところですが、まだ爆発的なスコアを出すには至っていません。調整途中の状態かも知れませんね。古江さんに2年目のジンクスは無いと思いますが、早く調子を上げないと色々と雑音が聞こえてくると焦りにも繋がります。
原英莉花さんはメジャー2勝のインパクトが強かったですが、コース相性の良し悪しがそのま成績に直結します。ある意味、成績を予想しやすい選手です。ただ、好成績を残せそうな試合と、そうでない試合がはっきりしており、賞金女王やメルセデスランクといったシーズントータルで評価されるものには合わないでしょうね。単発で女子オープン連覇とか、海外メジャー優勝といった可能性の方を感じます。
渋野さんはアメリカツアーに参戦するので賞金女王争いではかなり不利だと思います。ただ、メルセデスランクは海外メジャーもポイント対象となっています。海外メジャーで優勝すれば国内の3日間大会で4回優勝したのと同じポイントが付きますので、海外メジャーでの結果次第ですね。そんなメルセデスランクでも不利なことは変わりません。