2020年メルセデスランク順に選手のスタッツを分析してきました。開幕日から逆算してブログを書いてきましたが、仕事の関係でブログを書けない日もあり、最初の予定よりも遅れてしまいました。

本来なら、上田さん、永峰さん、鈴木さん、稲見さん、成田さんの順に書く予定(畑岡さんと渋野さんは海外ツアーが多くラウンド数不足で順位がありません)でしたが、端折らざるを得なくなってしまいました。

 

メルセデスランク7位の上田さんは平均ストローク17位で、主要スタッツも1桁順位のものがありません。日本女子オープンとリコーカップで3位になったことが大きかったわけですが、彼女にとってはメジャーで優勝することが目標になっています。運頼みのところもありますのでスタッツ分析は飛ばします。

 

メルセデスランク10位の永峰さんは賞金ランク7位ですが、平均ストローク38位でした。彼女も上田さん同様、主要スタッツで1桁順位のものがありません。平均ストローク38位は2019年と同じ順位ですし、2019年との違いは日本女子プロ選手権で優勝したということだけですので、スタッツ分析は飛ばします。

 

今日はメルセデスランク12位の鈴木さんの成績です。右側は2019年の順位です。

 

優勝回数 0勝

メルセデスランク 12位←3位

賞金 9位←1位

平均ストローク 7位←2位

パーオン率 27位←26位

平均パット数 1位←1位

総パット数平均 5位←2位

パーセーブ率 8位←3位

平均バーディ数 3位←3位

フェアウェーキープ率 31位←37位

リカバリー率 13位←2位

サンドセーブ率 41位←2位

3パット率 5位←3位

ダブルボギー率 58位←1位

パーブレイク率 3位←3位

パー3平均スコア 47位←2位

パー4平均スコア 8位←2位

パー5平均スコア 6位←4位

予選R平均ストローク 15位←3位

決勝R平均ストローク 8位←8位

 

鈴木さんは14試合に出場しましたが優勝できませんでした。彼女のコメントはパットにしてもショットにしても良かったか悪かったかのゼロか100か・・・という感じが多いですね。

鈴木さんは2019年を振り返ってパットが入らなかったと言っていましたが、パットは入っています。特にバーディパットに関しては2019年とそれほど大きな違いはありません。

では、ショットが悪かったのか・・・というと、フェアウェーキープ率もパーオン率も2019年と大きな差はありません。

 

何が悪かったのか・・・というと、パーセーブ率が落ちています。リカバリー率が落ちているのと比例しています。パーセーブできなかった場合でもアプローチで寄せて、微妙な距離のパーパットを沈めるというのが鈴木さんの強みでした。しかし2020年に関しては、アプローチが思うほど寄せられなかったのか、パーパットを決められなかったのかのどちらか、または、どちらもでしょうか。いずれにしても2019年はパーオンできなくてもパーセーブできていたのに2020年にはパーオンできないホールでボギーに直結することが多かったのは事実です。

 

バーディをたくさん獲れる選手ですが、2020年はバーディを獲ってもダブルボギーを叩いて勢いを無くすシーンを何度か見ました。これは2019年までには無かったことです。ダブルボギー率が1位から58位に急落しているので、ショットのミスが想定以上のトラブルとなっていたこともあったのでしょう。

 

ショートホールが悪いですね。彼女はパットだけでなく100ヤード前後のショットは得意です。ロングでバーディを獲れる選手なのはツーオン狙いでなくてもウェッジとパットが上手いからです。しかしショートホールは100ヤード前後のショットの出番はありません。彼女の一番苦手とするのが距離のあるショットの精度です。距離のあるショットは以前から課題でしたがアプローチとパットでカバーしてきたのですが、上手くカバーできなかったですね。

 

鈴木さんは2021年は5勝して賞金女王を獲りたいと言っています。5勝しても賞金女王を獲れるかどうか微妙ですが、彼女の頭の中にあるのは優勝と稼ぐことです。メルセデスランクがツアーの中心になっても彼女の頭の中は賞金ランクで動いています。プロらしいと言えばプロらしい選手です(笑)。

 

鈴木さんも現在26歳、5月になれば27歳を迎えます。

さくらちゃんは27歳になった2013年に賞金女王争いをしましたが、多くの選手はプロ入りしてから10年近くになり疲労が蓄積してきます。成績も下がって来る時期です。

明日にスタッツ分析をする予定の成田さんも年齢が近いですから、プロゴルファーとしては確実に曲がり角に来ているのも事実です。

鈴木さんが2019年以前のようなゴルフを取り戻せるのかどうか・・・・なかなか微妙な話だと思います。しかも、鈴木さんを取り巻く環境も変化してきました。今までは同年代に強い日本人選手がいないため外国人実力者に立ち向かう形でしたが、2019年以降は貴金属世代が活躍してきました。追い掛けられる立場は苦しいと言いますからね。