AIG全英女子オープンが終了しました。
日本人選手では上田さんが1オーバーで6位、野村さんが6オーバーで22位タイ、畑岡さんが14オーバーで64位タイでした。
世界ランク304位のポポフさんが7アンダーで優勝しました。アンダーパーはわずか4人という厳しい状況の中で4日間安定したゴルフをしていました。いつかスコアを落すのではないか・・・と思っていましたが、あれよあれよという感じで逃げ切ってしまいました。
シンデレラの安売りで、渋野さんに続いてシンデレラが登場しましたが、日本のゴルフファンにとってはポポフさんの方が驚きは大きいです。
世界ランク304位ですよ。日本人選手だと300位の武尾咲希さんがポポフさんよりも上で一番近い選手です。昨シーズンの賞金ランクは61位でした。武尾さんがいきなり全英女子のチャンピオンになったことを想像すると渋野さんの時を大きく上回るサプライズです。
さくらちゃんは世界ランク147位まで下がりましたが、ポポフさんが優勝できるのですから、さくらちゃんも調子とコース相性と運が噛み合えばアメリカツアーで、しかもメジャー大会でも優勝できる可能性があることを再認識できました。ポポフさんに感謝です。
ポポフさんは27歳ですから、伸び盛りの選手というわけではありません。シメトラツアーで頑張っていたようですが、アメリカツアーのシードを獲れずに巡って来たチャンスを活かしました。
何と言っても出場していない試合に優勝することは0%です。出場すれば0.1%の可能性はありますからね。
と、言っても、さくらちゃんが今年の全英女子に出場していたらどうだったか・・・というとあまり大きなことは言えないような現状だと思います。出場していない選手が出場していたら、というタラレバは意味がありません。鈴木さんが出場していたら・・・、宮里美香さんが出場していたら・・・というのも夢の中での話にしかなりません。
今年の全英女子はディフェンディング渋野さんが中心で始まりました。あくまでもマスコミの中でのメインは渋野さんであって、脇役に畑岡さん、他の若手選手は盛り立て役、上田さんと野村さんはその他大勢扱いでした。
ネギックは8月17日のブログで、上田さんは風が強いとベテランの味を出せるけれども軽井沢での成績を見て仕上がり状態が疑問だと書きました。コースが違うので軽井沢の成績はアテにならないとも書きましたが、本当にそういう結果になりました。
上田さんは全英女子で以前に7位に入ったり好成績を残していましたので、風が強くて全体のスコアが伸びない展開であればワンチャンスある選手です。6位という成績に全く驚きはありません。ただ、マスコミの「勝てば官軍」記事は酷いですね。試合前には全く相手にしてこなかったのに、日本人最上位になると掌を返します(笑)。
NEC軽井沢は3オーバーで予選落ちしていましたので、調子には疑問がありましたが、コースによってこれほどプレー内容が変わるのがゴルフの面白さです。
順位で一喜一憂していればゴルフの本質を見失うでしょう。
畑岡さんはショットでリンクスをねじ伏せることができませんでした。強風に対応できず、彼女のショットの良さが活きませんでした。仕上がりも万全ではなかったのかも知れませんが、リンクスに十分対応できたか・・・というと再び跳ね返された結果となりました。今後はアメリカでの試合が続きます。ANA、全米女子プロ、全米女子オープンで実力を発揮して欲しいですね。
渋野さんについては「負ければ賊軍」コメントのオンパレードです。
スイングがどうとか、体型がどうとか、コーチが悪いとか、酷いコメントも見ました。熱心なファンが過剰反応をしているように感じます。
渋野さんについては昨年の全英女子で優勝したことと、2019年国内ツアーシーズンで賞金女王争いをしたという事実のみを評価するべきですが、マスコミが過大な期待をしすぎです。
実力でねじ伏せるというほどの実力があるわけではないのですが、全英チャンピオンだから実力ナンバーワンだと思いこんでしまっているファンも多いですね。
畑岡さんレベルの実力があっても実力でねじ伏せることができなかったのが今回の全英女子です。初めてのリンクスで台風並みの風の中でのプレーですから予選落ちは当然の結果、もしも予選通過できればラッキーでした。
渋野さんについてはアメリカツアーを転戦する予定です。そこでどんなゴルフができるのかを冷静に見る必要があります。