アース・モンダミンカップを主催するアース製薬会長のコメントが発表されました。
トーナメント開催の意義は「スポーツを通じて感動、勇気、元気を届けたい。社会貢献したい。」
スポーツが持つ力は「生きる喜びや活力、希望を与える。心を豊かにし、人生の中でかけがえのないものを得られる。」
「首尾一貫して開催したいと思っていた。」「興行収入や宣伝が目的でなく、ゴルフ界発展のため、社会貢献のために開催している。」
素晴らしい言葉が並んでいます。ただ、中止発表した試合の主催者も同じようなことを言っていたと思います。「言うは易く行うは難し」なのかも知れませんが、本音と建て前が違う主催者も多いということが見え隠れしています。
企業は収益を上げて、従業員・株主・顧客を守ることが第一です。その上で、社会貢献も求められるのが現在の企業経営でしょう。
女子ゴルフの大会主催者には様々な業種が名を連ねています。企業規模も超の付く大企業から新興企業、地域に根差した中堅企業もあります。新型コロナの影響を受けてダメージが大きい企業もあれば、あまり影響の無い企業、逆に儲かっている企業もあります。
全ての主催企業に同じことを求めるのは無理でしょう。企業体力の差はあるし、企業内部の組織の違いも影響してきます。
「選手、関係者、観客の安全を第一に考えた結果」の中止はこれまでは通用しました。
ワクチンや安心確実な治療薬はまだ開発されていませんが、この数ヶ月の間に新型コロナの感染防止策も見えてきましたし、重症化のメカニズムも少しずつ解明されてきました。検査も安全・簡便で大量に行うことが可能になりつつあります。過去のデータに引き摺られて、結論を出すのは早計です。昨日までは不正解だったことが明日には正解に代わることもあるのがサイエンスの世界です。「新型」コロナウイルスですから・・・・。
今後は、選手、関係者、観客の安全を第一にしながら、知恵を絞って試合を行うのが普通になってきますから、従来通りの理由で試合中止は通用しないでしょう。
ただ、マスターズGCの主催者のように新型コロナの影響で大きなダメージを受けている企業が無理をして試合を開催する必要はありません。従業員を守ることが先決ですから堂々と本当の理由を言って中止発表してください。大会中止の理由を説明する際に嘘を言っても、皆、知っています。いずれそういう大会主催者はツアーから退場するでしょう。
女子ゴルフ大会の主催者は今までも、これからも入れ替わっていくでしょう。時代の流れですから仕方がありません。