今日のテーマは「アメリカツアーとは」です(笑)。
以前から日本人選手もアメリカツアーにチャレンジしてきました。
本格的にアメリカツアー選手として参戦する例と、アメリカツアーにスポットで参戦する例があります。
2000年以降、アメリカツアー選手としてアメリカツアーで活躍してきた選手は藍ちゃん、美香さん、上田さん、智恵ちゃん、野村さん、彩子さん、さくらちゃん、畑岡さん、山口さんがいます。
この中でツアー優勝をして成功したと言える選手は藍ちゃん、野村さん、畑岡さんでしょう。美香さんはアメリカツアーで約10年プレーをすることができましたので成功とも言えますが、この3人と比較すると成績は見劣ります。
成功した3人に共通するのは若くてアメリカツアーに本格参戦したことです。藍ちゃんは国内ツアーで結果を残してすぐの21歳でアメリカに渡りました。野村さんも国内ツアーをすぐに切り上げてアメリカツアーに、畑岡さんは国内ツアーを経由せずにアメリカツアーに参戦しました。美香さんも国内ツアーを経由していません。
昨シーズンからアメリカツアーに参戦している山口さんは国内ツアーを経由せず、今シーズンからアメリカツアーに参戦している河本さんは国内ツアーを2シーズンプレーしただけでアメリカツアーに参戦しました。
ただ、1シーズン目からアメリカツアーで活躍した選手はいません。藍ちゃんも畑岡さんも最初は苦労しました。
河本さんはアメリカツアーデビュー戦では頑張りましたが、その後は2試合連続して1打足らずの予選落ちを経験しました。悪いゴルフをしているわけではありません。国内ツアーなら予選通過していたでしょう。それでも予選落ちしてしまうことで焦るというのがアメリカツアーでの難しさです。
一方、スポット参戦した原さんはまずまずの成績を残しました。河本さんとの違いは実力ではなく、結果を残さなければならないかどうかという気持ちの問題でしょう。本格参戦の難しさは気持ちの持って行き方だと思います。
巷で言われることで、「スポット参戦では結果を残せない」と言う意見があります。アメリカツアーで結果を残すにはアメリカで覚悟を持って、根を張ることが必要だという趣旨でしょう。言葉に慣れないといけない、食事に対応できないといけない・・・・等とも言われます。藍ちゃんは否定していましたけどね(笑)。
今までは、アメリカツアーにスポット参戦して簡単に優勝できる筈が無いと言われていました。アメリカツアーで優勝する確率が100分の1の選手がスポットでシーズンに3試合ほど参戦していても30年掛かっても優勝できません(笑)。本格参戦なら3~4年で1勝できる計算です。
しかし、渋野さんが全英女子オープンにスポット参戦して優勝しました。スポット参戦だと試合数という分母が小さくなるので優勝回数という分子が小さくなるのは当然です。確率の問題です。確率が100分の1であっても1個目でアタリが来ることもあれば、100個目がアタリの場合もあります。渋野さんは前者だったわけです。もちろん、今後2勝目が来るかも知れませんし、来ないかも知れないです。来ないなら100分の1のアタリが最初に来たということです。
渋野さんと鈴木さんは今シーズンのアメリカメジャーにスポット参戦します。五輪出場のための世界ランクアップが目的です。原さんのスポット参戦と違って、結果を残さなければならないというプレッシャーはあります。
そして渋野さんは来シーズンからアメリカツアーに参戦する予定にしています。優勝も欲しいしシードも欲しい。しかし予選落ちもしやすいツアーです。プレッシャー無く全英女子でプレーした気持ちを持ち続けることができるとは思えません。それを乗り越えるだけの実力を付けるのか、あるいは、渋野さんは普通のメンタルの持ち主とは違うところを見せるのか。