最終プロテストが終了し、21人の選手が合格しました。

 

プロテストとQTの制度変更については何度か書いてきました。結果を見た上で、ここに記録として記事を残しておきます。皆さん、色々なご意見もあるでしょうが・・・。

協会は一部の例外を除いてプロテストに合格した選手だけがツアーに出場できる制度に変更しました。QTで出場権を得たプロがいると「わかりづらい」そうですが、ファンは皆、理解していますよ。

苦しい言い訳ですね。

協会は制度を大きく変更するのですから、正直に説明するべきです。

 

プロテストとQTの制度改定によって、「食えない」プロを減らそうということが本音でしょう。新しくプロになる選手だけでなく、既にプロテストに合格しながらもステップアップツアーにすら出場できない選手を大勢抱えているという事実もあります。

プロテストに合格していない選手をツアーから排除することで、数人分の席は空きます。可能性のある若い選手を排除して、プロテストに合格したものの活躍できなかった選手を優先する制度です。制度変更を喜んでいる中堅・ベテラン選手もいるでしょう。

 

また、外国人選手を排除したい思惑もあるでしょう。マスコミはそのように説明していました。

ただ、ネギックは外国人排除には直結しないと以前に書きました。

以前の制度ではプロテストを受験しなくても、4回のQTを受けることでツアー出場権を得ることができました。

今年からは3回のプロテストと2回のQTを通過することでツアーの出場権を得ることになります。1回の違いですよ。スケジュールが厳しくなるから外国人が来ない・・・なんて甘い考えは通用しません。

今年のプロテスト合格者は21人ですが、外国人選手は6人でした。QTに進める26人のうち外国人選手は8人です。実に3割弱が外国人です。制度変更が発表される前に行われたプロテストでは1人いるかいないか程度の外国人選手が、昨年から急増しています。来る人は来るんですよ。

 

そして、そのしわ寄せがプロテスト合格を目指す若い日本人選手に行きます。今年のプロテストでは日本人選手は15人しか合格しませんでした。

これでは日本人選手の層は薄くなっていきます。

 

また、ツアーに貢献してきたTP単年登録選手がプロテストに合格しないことで、全ての試合から完全シャットアウトされます。主催者推薦も受けることができませんし、ステップアップツアーにも出場できません。とにかくプロテストに合格してからが「始まり」だというスタンスです。

これでは、プロテストに合格せずにQTを利用してステップアップで1年間試合に出場して実力を蓄えた渋野さんのような例は無くなります。

しぶこフィーバーが起きているシーズンに、渋野さんのような例を潰すような制度変更が実施されるとは皮肉なものです(笑)。

 

世間では実力で劣る選手はプロゴルファーを目指さなくて、早く方向返還した方が良いという意見もあるようです。ただ、渋野さんのようにプロテストに合格しなくてもツアーに出場するうちに実力アップしてツアー優勝した選手は結構な人数がいるものです。若い選手は急に化けることもありますからね。

人生設計なんて、いらないお世話ですよ。自分で今後を決めますから。逆に、中堅・ベテランプロの方がいつまでプロ選手として続けていくのか考えている筈です。

 

今回のプロテストで合格した日本人選手15人の内訳です。

1997年(永井さん)世代・・・宮田さん(105位)

1998年(畑岡さん)世代・・・山路さん(70位)、中西さん、田中さん(79位)

1999年(稲見さん)世代・・・石川さん、常さん(92位)、河野さん、石井さん(118位)

2000年世代・・・西村さん、安田さん、渋沢さん、吉田さん

2001年世代(高3生)・・・山下さん、西郷さん、笹生さん

 

既にプロとして賞金を稼いでいる選手もいます。

そんな中、2000年世代の4人は期待されています。レギュラーツアーでも普通に予選を通過してきた選手ばかりですから。ただ、プロになると別の話です。プロとしても活躍する姿を見せて欲しいです。