AIG全英女子オープンで渋野さんが優勝しました。
日本人選手のメジャー優勝です。おめでとうございます。
今まで多くの日本人選手が壁に跳ね返されてきた世界のメジャー大会ですが、渋野さんがいとも簡単に優勝という偉業を成し遂げました。
それにしても、渋野さんという選手の成長には驚きです。
渋野さんは昨年のプロテストを14位で合格し、サードQTで1打悪ければ最終QTに進出できない37位で通過し、最終QTもレギュラーツアー出場権ギリギリの40位でした。この1年、いや、半年で渋野さんに何があったのでしょうか?
渋野さんは何を変えたのでしょうか?
畑岡さんはあと一歩のところでメジャー優勝を逃しました。実力なのか運なのかはわかりません。既にアメリカツアーで優勝を何度かしている畑岡さんですから、多分、運だったのでしょう。
渋野さんには強運も感じます。
メジャー大会は世界の最高峰の試合です。しかし、何年も世界ランクトップを維持している選手が勝つのかというと、そうではありません。韓国人選手は韓国ツアーから参戦してきて、ポンと世界のメジャーで優勝してしまうことがあります。
若い選手はそういうものです。しかし、今までの日本人選手はジワジワと実力を付けて行って、やっと世界で互角に戦えるようになるパターンでしたが、渋野さんはいきなりでした。
渋野さんは4日間とも60台のプレーでした。
最終日はダボから始まりましたが、その後7バーディ、1ボギーとスコアを伸ばし、追い上げたLサラスさんとコジンヨンさんを振り切りました。ブハイさんとのペアリングだったのも渋野さんにとってはやりやすかったかも知れません。誰と組むか・・・というのも運ですからね。
ただ、運だけで勝てるわけではありません。
渋野さんはショットの安定感とパットの上手さ、両方を備えている選手です。国内ツアーでのスタッツが物語っています。今回も83%のパーオン率で116パットです。60回パーオンし、21個のバーディを獲っています。バーディ決定率33%超えです。多くの選手が苦労していたグリーンでこれほどバーディを量産できるのは、正確なショットとパットの上手さを兼ね備えているからです。
渋野さんの世界はこれから変わります。アメリカツアーに本格参戦するしかないでしょう。これで日本ツアーに専念していては、今回のメジャー優勝の意味が無くなってしまいます。そして、黄金世代と言われる若手選手は、渋野さんの後を付いて世界に行ってほしいですね。
その他の日本人選手とテレサさんの最終成績です。
16位 -7 テレサさん
21位 -6 彩子さん
24位 -5 さくらちゃん
35位 -3 勝さん
51位 E 上田さん
59位 +2 安田さん
さくらちゃんは最終日1オーバーとスコアを落としてしまいました。
バーディを2つ先行して8アンダーまで伸ばしたのですが、7番のダボで終わってしまいましたね。彼女の中で緊張の糸が切れたのかも知れません。その後は2ボギーを叩きましたが、最後は意地のバーディで締めくくりました。
最終日は3日目好調だったショットに翳りがあり、ショットメーカーのさくらちゃんとしては悩みながらのプレーになったのでしょう。こういう時こそパットでカバーできれば良いのですが、勢いを失ってしまいましたね。トップテン入り可能だっただけに勿体ないですが、4万ドルゲットしました。賞金ランクも74位まで戻しました。カナダオープンとキャンビアポートランドクラシックの2連戦と、インディ女子とボランティアクラシックの2連戦が勝負です。