国内女子ツアーは11試合を消化しました。まだ全日程の3分の1も消化していないのですが、さくらちゃんが一旦国内ツアーを離れる予定ですので、ツアーの状況をまとめたいと思います。
11試合中、日本人選手が6勝、外国人選手が5勝しています。
日本人選手6勝のうち半分の3勝を鈴木愛さんが挙げ、残りを比嘉さん、永峰さん、新垣さんが1勝ずつ分け合っています。日本人選手に関しては若手選手が活躍していることがわかります。
これに対して、外国人選手の優勝はアンさん2勝、申ジエさん1勝、イミニョンさん1勝、フェービーヤオさん1勝となっています。優勝争いの常連であるイボミさん、キムハヌルさん、テレサさんは優勝どころか上位争いも殆ど無いという状況です。特に、ほけんの窓口レディースでベストスマイル賞等を受賞したイボミさんはここまでに出場した9試合中4試合で予選落ちする等の絶不調で賞金ランクも68位と低迷しています。また、ベテランのイチヒさんと全さんもそれなりに賞金を稼いでいますが、目立った活躍はありません。
ここまでの国内ツアーを纏めると、鈴木さんの独走で、外国人選手は高年齢化に伴って層が薄くなり、代わりに20歳前後の若手日本人選手が安定しないものの上位に食い込む活躍を見せています。
賞金ランク順に、新垣さん(10位)、永井さん(14位)、勝さん(15位)の3人が20歳前後でありながら大活躍しています。また、三浦桃香ちゃんは樋口相談役から「この選手が活躍すれば女子ツアーが盛り上がる」と言わせましたが、国内ツアーにおいて久しぶりに登場した華のある選手です。単にかわいいというだけでなく、笑顔でのプレー、見出しになりやすいコメント力、そして最終日最終組を経験する等の見かけに寄らず成績も良いのが嬉しいですね。ケガが心配ですが、しっかり治療して、長く活躍できる選手に育って欲しいです。
さくらちゃんは11試合のうち8試合に出場して、約1096万円を稼いで賞金ランク23位に付けています。昨シーズン終了時では75位に匹敵する賞金獲得ですから、リランキング後の後半戦出場権をキープしました。シーズン前にさくらちゃんに望んだ目標のうち第一段階はクリアしました。次は国内ツアーシード、そしてアメリカツアーシードという目標をクリアして欲しいと思います。
ただ、ここまでのスタッツを見ると課題も見えています。
平均ストローク 9位 72.0467
フェアウェーキープ率 73位 59.09
ドライビングディスタンス 27位 239.5
パーオン率 19位 65.404
パーセーブ率 23位 83.08
平均バーディ数 13位 3.0455
平均パット数 5位 1.7876
総パット数平均 29位 29.5
リカバリー率 57位 57.664
パー3平均スコア 79位 3.1818
パー4平均スコア 6位 4.0267
パー5平均スコア 3位 4.747
第1R平均スコア 28位 73.1303
第2R平均スコア 17位 71.7518
第3R平均スコア 7位 70.9953
FR平均スコア 16位 71.5734
まずはショットです。飛距離はこんなものでしょう。ただ、フェアウェーキープ率が低いですね。飛距離ではさくらちゃん27位で鈴木さん28位に対して、フェアウェーキープ率ではさくらちゃん59%に対して鈴木さんは68.75%もあります。この10%近い差は大きいですよ。1ラウンドでパーオン数1回の違いでしかありませんが、パーオンした時のピンからの距離にも関係します。実際、パーオン率では、さくらちゃんの65.4%に対して鈴木さんは69.9%ですから、3.5%の差に詰めています。ラフから打つ回数が多い割に、さくらちゃんはパーオンしているわけです。ショットの精度が悪いと書いてきましたが、ティーショットがもっとフェアウェーに行けば、パーオン率も上がり、バーディチャンスも多くなると思います。まだまだ、さくらちゃんのショット力は健在なんですよ。ティーショットを思い切り振り切ることができれば・・・。
次にパットです。パーオンした時の平均パット数は意外や意外、1.7876で5位です。平均バーディ数も13位ですから、バーディを逃しているようで、それなりにバーディパットを決めているわけです。まぁ、この部分で鈴木さんと比較するのは止めておきますが・・・。
ただ、総パット数合計は29.5で29位ですから、パーパットを決めきれていないことが見えてきます。パーパットはバーディパットよりも距離が短い筈です。長いパーパットは外しても仕方が無いのですが、さくらちゃんの場合は微妙な1m~2mのパーパットを外すことが多いですね。鈴木さんとの大きな違いです。
続いて、リカバリーです。リカバリー率は57%台で57位です。リカバリー率はアプローチとパーパットの共同作業です。鈴木さんのリカバリー率73%は断トツの数字です。さくらちゃんとは16%も違います。つまり5回のパーオン逃しがあれば、さくらちゃんと鈴木さんではパーセーブする回数が1回近くの差が付いているわけです。アプローチはどの位置から寄せるか・・・の問題もありますが、パーパットで凌ぐことができるか否かの差が大きいと思います。
あとは、ショートホールでの不振と初日の出遅れですね。
ロングホールの取りこぼしが多いと思っていましたが、そうでもないようです。逆にショートホールでスコアを落とすことが多いですね。ミドルアイアンとユーティリティ等の精度ですね。この辺は練習の余地が大きいと思います。
そして、初日の出遅れです。先日の試合では最終日にスコアを崩しましたが、これは雨の影響もあったでしょう。一番の課題は初日です。初日のスコアが悪いと2日目は予選カットを気にすることになりますし、ペアリングも恵まれないことが多くなります。何よりもテレビに映りにくい(笑)。
これは長年の課題なので修正できないのでしょうか?
初日からガンガン攻めないと思うのですが、それならばイーブンパーで回って欲しいですね。プロアマや練習ラウンドにおいて工夫の余地があるかも知れません。