ひと昔前まではテレビというと地上波のみでした。地域によっては視聴できる放送局が少ないこともあり、ゴルフ中継を楽しみにしていても視聴すらできないファンも沢山いました。

しかも、その頃はインターネットというものも普及しておらず、試合の結果は日曜日夕方以降のスポーツニュースか翌朝の新聞で確認するしかありませんでした。

 

時代とともに、BSやCSが普及して全国どこでも契約さえしていれば視聴できるようになりました。契約しなければ駄目ですが・・・。そしてホームページでスコアを追い掛けることもできます。

また、最近はAbemaTVといったネット中継を楽しむことができます。

先週のフジサンケイレディス最終日のように、1番ホールスタートからプレーオフまでをBSやCSと地上波のリレー中継でカバーし、ファンにとっては1日中女子ゴルフの試合を楽しむことができる状況も作られています。

 

しかし、テレビ中継の実況や解説は進歩を感じません。10年以上前のテレビ解説と何か変わった点があるでしょうか?

優勝争いしている選手はべた褒め、実力者が少し難しい状況から上手くリカバリーすれば「流石」の連発、その場限りとも思える無責任な解説も耳にします。

それはテレビ中継だけでなく、スポーツ紙も同じレベルです。

 

例えば、開幕戦で3位タイに入った諸見里さんについて今シーズンは故障も癒えて本格的な復活が見られるでしょう・・・という解説や記事がありました。どうかな・・・、1試合だけのことだし・・・とネギックが感じたのは事実です。不調期間中の2015年ダイキンで10位、Tポイントで7位に入りながらその後の予選落ちの連続だったことがありました。彼女のファンに忖度してそういう事実に蓋をしたのか、事実を調べることもしない単なる無責任なのか、いずれにしてもファンに期待をさせておいて罪なことです。

 

フジサンケイでも3位に入った松森杏佳さんに対するテレビでの実況・解説も同様です。この大会で3位に入り、今シーズンの優勝が近い・・・・・と。

彼女は昨年の川奈でも3位に入り、その時も同じような実況・解説をしていましたね。しかし、現実はご承知の通りです。今年もフジサンケイまでの7試合のうち3試合で予選落ちしています。優勝が近いと言い切ることができるのでしょうか?

少なくとも、昨シーズンはファンにとって裏切られたことになっています。

 

まず事実を伝えることが一番大事なことです。事実は映像を流していれば伝わります。全てではないですが・・・。感情が入り、個人的な意見が加わることで、視聴者は事実ではない情報を得ることになってしまいます。

 

諸見里さんについても松森杏佳さんにしても、あるいは、さくらちゃんにしてもリランキングにおいて優位に立ったという事実だけで良いのではないか・・・と感じます。

テレビで見たり、現地観戦をしたファンが選手のことを自分の意見で書くことは構わないと思います。実際、さくらちゃんについて、ファンはショットがまだまだ・・・とか、パットが駄目だ・・・とか書くのはファン自身の意見です。

最近は、テレビ解説者よりもファンの方が事実を掴んでいるのではないかと感じるくらいです。しかし、ファンよりもプロゴルファーだった解説者の方がスイングを見て感じることは正確な筈です。そこに忖度とかが入りこむから駄目なのでしょうね。