国内ツアーは開幕から6試合消化しました。
6試合の優勝者は4人です。鈴木さんとアンさんが2勝ずつ、イミニョンさんとフェービーヤオさんが1勝ずつしています。
この4人の成績です。
鈴木さん・・・3位、2位、優勝、優勝
アンさん・・・29位、優勝、予選落、優勝、22位
イミニョンさん・・・優勝、5位、16位、予選落、31位
フェービーさん・・・予選落、予選落、34位、優勝、31位
一目瞭然です。鈴木さんの安定感は抜群です。他の3人は優勝していますが予選落ちもあります。フェービーヤオさんは優勝以外の4試合は30位以下の成績です。
優勝はしていないものの安定した成績を残している選手と言えば申ジエさんです。
申ジエさん・・・3位、4位、10位、5位、11位
スタジオアリスで今シーズン初めてトップテンを逃しました。と言っても11位です。
まだ序盤戦で、開幕してから1ヶ月ほどですから調子の波には大きな変化が無い時期です。あと1~2ヶ月すると調子の上下が始まりますので、上位選手の面子にも変化が現れます。
今の時点に限定しての話になりますが、鈴木さんが一歩抜け出しています。安定感では申ジエさん、それに続いてアンさんとイミニョンさんです。
鈴木さん以外は外国人選手ばかりです。鈴木さんが日本人選手に対してモノ申したいことは理解できます。発言の内容には同意しかねる部分もありますが・・・(笑)。
今の国内ツアーは過渡期だと思います。
2010年にアンさんが賞金女王になってから外国人選手中心のツアーになってしまいました。さくらちゃんも2013年までは対抗してきましたが、アメリカツアーに参戦し、外国人選手に対抗できる日本人選手は皆無となってしまいました。
2013年賞金女王の森田さんは大スランプとなりシード落ちし、2014年日本人選手最高位の成田さんもその後は地味な成績、2015年日本人選手最高位の渡邉さんは大型選手として期待されましたがその後は期待外れの成績が続き、2016年日本人最高位の笠さんはその後も安定しているものの爆発力が無いまま30歳を超えてしまいました。
しかし、外国人天下を担ってきた選手も皆さん年齢を重ねてきました。
既に30歳を超えていたイチヒさんと全さんだけでなく、アンさん、申ジエさん、テレサさん、イボミさんも今シーズン中には全員30歳になります。
30歳を超えるということは、以前のような成績を残すのはしんどくなってきます。
外国人選手の多くが次第に成績を落とすとすれば、世代交代を進めるチャンスでもあります。
そこに丁度ゴルフのピークと言われる23歳前後の選手で実力を兼ね備えた選手が出てきました。それが鈴木愛さんです。鈴木さんよりも年上で外国人選手に対抗できる選手は見当たりません。そういう選手がいないから外国人天下が続いたわけですから。
鈴木さんが3年から5年早く生まれていれば、ここまでの成績を残せたのか・・・と考えると、彼女は運を持っているような気がします。
一部ではAIという名前は運が強いと言われているそうです。宮里藍ちゃん、福原愛ちゃん、杉山愛さん・・・・・・。
黄金世代と言われる畑岡さんや勝さんの世代、その前後の世代も将来の女子ゴルフを背負うと思われますが、彼女達が完成するのは2~3年後でしょう。
鈴木さんにとって今後3年ほどは「鈴木愛時代」を謳歌するチャンスです。彼女にとって幸運なのは畑岡さんがアメリカに行っていることです。
ただ、鈴木さんが日本で鈴木時代を築くということは、世界と互角に戦うことを捨てることになります。世界で戦える実力を付けてからアメリカに行くと言っていますが、それは難しいでしょう。日本ツアーで年間10勝する選手になっても世界との格差は詰まりません。それは戦うコースが違うからです。
さくらちゃんを応援し続けてきたファンの1人として、鈴木さんに言いたいことがあります。
日本で20勝しても評価されませんよ。畑岡さんがアメリカツアーで1勝すれば、そちらの方が評価されるのです。ある程度の年齢になってからアメリカツアーに参戦するのなら若いうちにチャレンジしましょう。若いうちに参戦した選手ほどアメリカツアーで通用します。特に国内ツアーのレベルが低下している今は、国内ツアーでの経験がアメリカツアーに活かせなくなっています。