先日発表されたプロテストとQT制度の変更がどのような影響を与えるのでしょうか。2019年度から実施されます。
プロテストについては受験可能年齢を1歳引き下げて、高校3年生が高校在籍中にプロテストを受けることが可能となります、1次予選が7月、2次予選が8月下旬、そして最終プロテストが11月上旬になります。
11月のプロテストで合格しても、今までのようなトップ合格者に対する特典は無いようです。
QTは現在の4段階から2段階に集約されます。11月下旬にファーストQTが行われ、そこを通過した選手とシード落ちした選手が最終QTに出場します。
ただ、2020年以降のQTには会員のみが出場できることになります。
プロテスト合格者は全員ファーストQTに出場する権利を得て、最終QTで次のシーズンの出場権を争うことになります。
確実に起きるのは次の2点です。
①今までのようにアマでレギュラーツアーに優勝しなくても高校3年生のプロが誕生する。
現在の高校1年生からの適用となります。
逆に、現在の高校2年生は2019年3月に卒業しますので、卒業後、プロテストまでの期間が今よりも長くなります。このままだと現高校2年生の選手にとっては不利ですね。
2019年のプロテストは今までのプロテストと比較すると現役高校3年生が加わりますから、より激戦になります。
②2020年からは会員以外の選手がQTに出場できなくなりますから、プロへの道が複線から単線に変わります。現在のTP単年登録選手は2018年と2019年にプロテストを受験する可能性が高くなります。
主なTP単年登録者には、松森(妹)さん、三浦桃香ちゃん、三ヶ島さんがいます。三ヶ島さんはシード選手ですが、シード落ちした時のことを考えるとプロテストを受験しておかないといけなくなります。
外国人選手ではアンシネさん、ジョンジェウンさん、セキユウティンさん、チュティチャイさん、フェービーヤオさん、ベイブリュウさん、ペヒギョンさん、ユンチェヨンさんがいます。
今シーズンと来シーズンにレギュラーツアーで優勝するか、プロテスト合格しておかないと国内ツアーから撤退するしかありません。
やはり、プロテストは激戦になるでしょうね。
問題は新規外国人選手の参入障壁となるかどうか・・・です。実力のある選手はアメリカツアー指向が強いですから、少し力が落ちる選手が日本ツアーに参戦する流れとなっています。韓国ツアーも試合数や賞金において充実してきました。
現在はファーストQTから最終QTまでの4試合を通過すれば国内ツアーに参戦できます。
新制度ではプロテスト3試合とQT2試合の合計5試合を戦うことになります。少し負担が大きくなります。
ここで考えないといけないのは、韓国人選手が何故日本ツアーに参戦するのか、という基本的なところです。距離的に近いことや賞金が多いこともありますが、外貨獲得の手段であることを忘れてはいけません。少し負担が増えることで外貨獲得の機会を減らすことを受け入れるかどうか・・・。
アメリカツアーの選手を主催者推薦で出場してもらう機会を増やせばそういう批判は少なくなります。日本人選手の優勝チャンスは減るかも知れませんが、国内ツアーに定着することはないでしょうから安心です。