LPGA年間表彰式が行われました。
50周年記念ということで、大勢の出席者でパーティが催されたようです。
表彰された選手についてはLPGAのホームページ等で公表されています。
メルセデスランク1位、賞金ランク1位ほか4冠を達成した鈴木さんは、運が良かったシーズンだと総括しています。練習を積み重ねた結果の好運でもあるので、結果については卑下することはありません。彼女が今の日本人選手ではトップゴルファーであるのは間違い無いところでしょう。
ただ、彼女自身も感じているように、ランク1位を獲得したのは運に恵まれたことも大きいでしょう。優勝2回というのも物足りませんが、それだけでなく優勝した試合が5月と6月だったことも残念な点です。後半戦での優勝が無かったことが来シーズンの最大の課題と言っても良いでしょう。
各選手の課題については今後の記事で書いて行く予定です。
次に、小林会長のコメントです。
「若い選手がもっともっと活躍できるようなステージを作って行く」
「ツアーの価値、存在をどこまでもあげて行きます」
「才能がある人はたくさんいます。たくさんい過ぎて困ってしまうくらいです。今、少し足りないところは、そうした選手から力を引き出し、伸ばしていくことでしょうか」
「今後も世界に伍する団体として東京五輪金メダル、世界のメジャー優勝する選手の育成を目指して向上していきたい」
会長の言葉は力強く、一部分を除いてその通りだと思います。才能がある選手がい過ぎて困るほどかどうかはわかりませんが、社交辞令ということもあるので真向から否定はしません。
ただ、その勇ましい掛け声と実際の施策が合っているのかどうか・・・・というのが問題です。
才能のある選手が何人いるのかは別にして、プロになって世界で活躍できる選手が育たないというのが現実です。
世界のメジャーで優勝できる選手というのは、単に飛距離がある選手ではなく、また、単にパットがポンポン入る選手ではありません。総合力に秀でている選手ですね。
海外メジャーで勝てる選手を育成するということは、総合力に秀でた選手を育成するということになり、それが協会の目標ということになります。
では、今の国内ツアーがその目標に向かっているのでしょうか?
まず、総合力を必要とするようなコース設定が求められると思います。
単に難しくするというのではなく、ロースコアで難易度の高いコース設定にも対応し、また、4日間大会で20アンダー以上の優勝争いに耐えうるような爆発力も必要です。
試合毎にメリハリを付けて、色々なタイプの試合に選手がチャレンジすることが必要だと思います。
4日間大会が12試合実施されています。全38試合中の3割でしかありません。
アメリカツアーは殆ど4日間大会ですし、メジャーは当然4日間大会です。日本という狭い国土での試合ですから、4日間大会が増えることによる負担があったとしても、それくらい克服できなければ世界で戦うタフさは養えません。
アメリカツアー並みに、ほぼ全部の試合を4日間大会にするくらいの改革が必要でしょう。2018年度は4日間大会が全く増えなかったというのが今の国内ツアーに対するスポンサーの評価だと思います。
スポンサーもそこまで期待していないわけです。スポンサーに対しても強い選手を育成するための最大限の協力を求めることが必要です。4日間大会にすると同時にコース設定をどうするのか?
毎年、同じコースで開催し、ピン位置は例年通り、というのでは進歩がありません。
今までのやり方を踏襲しているのでは国内ツアーはジリ貧となるでしょう。ツアー制度を改革できるのは会長を筆頭にした協会理事の皆さんです。
本気で世界に通用する選手を育てたいのであれば、議論を重ねて改革を進めるしかありません。