伊藤園レディスゴルフトーナメントが終了しました。

優勝は11アンダーの福田真未さんでした。最終日にスコアを伸ばせば良いが停滞すれば混戦になると書いた通りでした。


福田真未さんの優勝を期待してテレビ中継を視聴していましたが、終盤は痺れっぱなしでした。ホールを追うごとにスコアを落とし、後続選手との差が詰まるという展開は完全な負けパターンでした。

パーオン率が決勝ラウンドに進出した選手の中では下位でしたが、パットが好調で優勝を掴みました。やはりパットで順位が決まりますね。


13番から15番までの3連続ボギーは普通なら敗因となるべきプレーで、ショットが曲がりピンチの連続でした。ただ、同組のフェービーヤオさんがチャンスのパットを外し続けたことと、福田真未さん自身が17番で3m程度のパーパットを沈めたことで18番を冷静にラウンドすることができました。


最近20歳前後の選手が次々と優勝争いを繰り返すようになり、25歳前後の選手はもはや若手ではなくなりつつあります。この年齢で優勝していない選手は今後優勝することは無いかのような世間の声もあります。

3年連続シードを確保してきた福田真未さんですが、優勝には遠い存在のように思われていました。今年もトップテン入りはTポイント5位の1回のみで、先週までの賞金ランクは58位でしたからシード落ちの可能性大でした。

この優勝でシードも維持できましたし、大きな3日間となりました。今シーズンこれまでの32試合で稼いだ賞金よりも今大会で得た賞金の方が高いのですから、優勝効果は大きいです。


福田真未さんの優勝シーンをグリーンサイドで見守っていた「あなた」。

ジュニア時代からのライバルが優勝するシーンを見て、今年のラスト試合に向けて「あなた」は何かを感じ取ったことでしょう。

彼女ができるのなら自分もできるというポジティブシンキングでエリエールに臨んで欲しいです。


今大会の結果、福田真未さんがシード圏内に入り、逆に酒井さんが落ちました。

ただ現在賞金ランク50位の大山さんは試合に出ませんので、酒井さんはエリエールで80万円ほど稼げば大山さんを追い抜くことになります。

やはり2300万円程度がシードの目安になりそうです。


準シード圏内には酒井さん、茜さん、黄アルムさん、濱田さん、佐伯さんの5人が入っていますが、佐伯さんと時点のベイブリュウさんの差はわずか11万円ほどです。準シード確保の目安は2000万円以上となるでしょう。


現在の賞金獲得額1620万円の琴乃ちゃんは3位以内でシード、5位以内で準シード圏内、8位以内でサードQT免除ラインに迫ります。

ライバル選手の優勝に刺激を受けた琴乃ちゃんの最後の粘りを見せて欲しいです。