アメリカQTを受験していた川岸さんが最終QTを断念するという記事が出ていました。

先日開催されたセカンドQTを18位で通過した川岸さんですが、折角ファイナルQTに進みながら、直前に断念することになったわけです。故障なら仕方が無いですが、ツアー制度の壁が原因で断念したというのが残念です。


アメリカツアー参戦を断念した理由は以下の通りです。

日本ツアーのシード権を確保した川岸さんはシードを維持するために来シーズンの年間試合数の60%以上の出場が義務付けられます。またアメリカツアーも3試合以上休むとペナルティがあるということが理由です。

日米ツアーを両立することが難しいというのが断念の理由ということです。


そもそも両立しなければならないのか・・・という疑問もありますが、まだ日本ツアーで活躍してから1シーズン目の川岸さんには日本ツアーを捨てろというのは酷なのかも知れません。

今年いきなり大ブレイクし、女子ゴルファー最強説の強い23歳の川岸さんがアメリカツアー挑戦を断念するというのは残念な話です。

叱られるかも知れませんが、彼女にとって今が最も充実している時期かも知れません。この機会を逃すと次は無いかも知れません。


しかし、これは川岸さん個人の問題ではありません。

藍ちゃんに憧れる選手が多いのも、藍ちゃんがアメリカツアーで活躍したことがあるからで、彼女に憧れてゴルフを始めた選手はアメリカツアーに挑戦したい気持ちを持っていると思います。

当然、日本ツアーでシードを獲ることもできないレベルではアメリカQTに挑戦しても跳ね返されるでしょうが、日本ツアーでシードを獲り、しかも賞金ランク上位の選手にとっては挑戦する権利を持っています。


協会は世界で戦える選手を育成したいと言い続けています。間違いではありません。しかし、口だけになっているのが現実です。

世界で通用する選手を育成するためにやるべきことは沢山あります。国内ツアーのコース設定だけでなく、アメリカツアーに挑戦しやすい制度作りも大事です。


ネギックは以前に、シード権の保留制度を作って欲しいと書きました。

現在の賞金シードは1年限りのものです。そのシーズンに再度賞金シードを獲らないと次はありません。

アメリカツアーに参戦することは、シード権を利用して国内ツアーに出場する機会が少なくなるわけですから、アメリカツアーに参戦している期間はシード権を保留する制度を作って欲しいです。そうすれば、安心してアメリカツアーに集中できますし、国内ツアー復帰時に保留していたシード権を利用すれば良いわけです。

現状では複数年シードを持たないとアメリカツアー挑戦は難しいです。しかし、複数年シードは賞金女王になるか公式戦で優勝するしかないのですが、外国人選手の壁が厚いです。

これでは選手が全盛期に世界にチャレンジすることはできなくなります。

シード権保留制度を検討してみる価値はあると思うのですが・・・・。