アメリカツアー、キャンビアポートランドクラシックが終了しました。

ステイシールイスさんが2014年以来の優勝です。決して不調というわけではなく、何度も優勝に手が届きかけていましたので、諦めずにやって来たことが報われましたね。

Aジュタヌガーンさんとリディアコーさんが思わぬ不調となっているアメリカツアーですが、韓国人選手中心に層が厚い状況は変わっていません。こうやって見るとアメリカツアーの時代の流れも速いですね。

そして、藍ちゃんもアメリカ本土での試合を全て終えて、エビアンを残すのみとなりました。彼女もまた、アメリカツアーで一時代を築いた選手です。アメリカツアーの中ではリスペクトされています。


日本人選手の最終成績です。

5位  -13 藍ちゃん   19バーディ、4ボギー、1ダボ

15位 -10 畑岡さん   19バーディ、9ボギー

21位  -9 さくらちゃん 17バーディ、8ボギー

55位  -2 彩子さん   1イーグル、13バーディ、7ボギー、3ダボ


フェアウェーキープ

藍ちゃん   9-12-8-11

畑岡さん   10-7-10-11

さくらちゃん 13-11-13-8

彩子さん   11-13-9-9


パーオン数

藍ちゃん   12-14-12-13

畑岡さん   13-11-10-12

さくらちゃん 13-11-15-10

彩子さん   12-13-12-12


パット数

藍ちゃん   27-26-31-27(111)

畑岡さん   27-25-27-29(108)

さくらちゃん 31-27-31-23(112)

彩子さん   28-28-29-31(116)


藍ちゃんは最終日6バーディ、1ボギーの67としてトップ5入りしました。肩が痛いと言っていましたが、それが無ければどうだったのかはわかりません。4日間のパーオン数はほぼ一定で、まずまずの数字です。パーオン数の割にはパット数が少ないですから、4日間のうち3日間はパットが好調でバーディ量産に繋がりました。


畑岡さんは初日の貯金が大きくモノを言いました。初日は8バーディ、3ボギーでしたが、2日目以降はそれほどバーディを量産できませんでした。彼女のように若くて経験の浅い選手は1日のスコアで気持ちの持ち方が変わります。悪く言えば調子に乗るということでしょうが、それが若手選手の特権です。この経験が今後の試合に活きてくるのかどうかは不明です。ただ、来年は日本ツアーを考えるといった発言は撤回するかも知れませんね。


彩子さんの最終日は若手選手のような派手なスコア表になっています。パーオン率はほぼ一定で藍ちゃんとも大きな差が無いのですが、パットがイマイチでした。3日目の残り3ホールからスコアが荒れ始めて5打もスコアを落としてしまったのが全てです。


さくらちゃんは最終日5バーディ、ノーボギーの67で回り、一気に順位を上げました。あと1打でトップ20でした。最終日でやっと思うようなゴルフができたのか・・・・というとそうでもないと思います。

最終日はパーオン率が4日間で最も悪く、その代わりにパットが入ってくれて出たスコアでした。3日目までのパットの状態であればオーバーパーラウンドになったかも知れません。

4日間のスコアを見ると、バーディ数に関してはほぼ一定です。パーオン15回で4バーディ、パーオン10回で5バーディと訳の分からないことになったのは、散々書いて来たように、スコアはパットで作られるからです。

おそらく、さくらちゃんが全ホールで3mにパーオンした場合よりも、鈴木さんが全ホールで5mにパーオンした場合の方がバーディ数が多いと思いますよ。鈴木さんの強みはパットが入るからであって、パットが入らない試合では怖くないのです。


話が逸れてしまいましたが、さくらちゃんの状態はどうなのでしょうか?

1ラウンドの好スコアは「好スコア詐欺」と言ってもよいでしょう。初日に好スコアを叩き出してファンが調子に乗った途端に奈落の底に突き落とされるということを何度も見てきました。

では1試合の好スコアはどうでしょうか?1試合ということは少なくとも2ラウンドでは好スコアを叩き出したわけですが、その後の試合での活躍が保証されているわけではありません。

国内ツアーでも1試合だけ好成績でその他はサッパリという選手が何人も居ます。やはり1試合の成績だけでは心許ないということです。


さくらちゃんのスコアは72-71-69-67でした。好スコアと言って良いのは最終日だけです。まだまだです。このコースは元々コース実績もあり、さくらちゃんにとってはスコアを出しやすいコースですから、今後の保証はありません。

もちろん、良い点もあります。尻上がりにスコアが良くなっていることは評価できます。また、67でのラウンドがバーディ量産というほどでなくノーボギーだったことも評価できます。

4日間を振り返ると、スコアが伸び悩んだ予選ラウンド2日間はボギーが多く、スコアを伸ばした決勝ラウンドではボギーを殆ど叩かなかったことが大きいです。ショットが良くてボギーを叩かなかったサードラウンドと、パットが良くてボギーを叩かなかったファイナルラウンドでした。

ショットに悩み、パットも入らないさくらちゃんにとってこの2日間のラウンドは自信に繋げて欲しいです。特に最終日のパットは今後のキッカケにして欲しいです。

この2日間のスコアが「スコア詐欺」と言われないような成績を次の試合で残して欲しいですね。