さくらちゃんにとっての今年の全米女子オープンは2日目に終了したのですが、藍ちゃんの全米女子オーブンも終了しました。
優勝選手もそうですが、トップテンの大半を韓国人選手が占めた「韓国女子オープン」のような大会になりました。シガンダさんとフォンシャンシャンさんがトップテン入りしましたが、アメリカ人選手は11位のアレックスさんが最高位でした。
決勝ラウンドに進出した日本人選手3人の成績です。
33位 +2 野村さん
41位 +4 藍ちゃん
51位 +8 葭葉さん
野村さんは優勝を狙っていたと思います。最終日の前半は優勝こそ無理だとしてもトップ5入りできるスコアでしたが、11番のボギーから大きくスコアを落としてしまいました。それまでの3日間はボギーを最小限に抑えていましたが、13番のダボで気持ちが切れてしまってからは歯止めが効かなくなりましたね。
藍ちゃんは飛距離が無いので苦しかったと思いますが、好調なショットで何とかパーオンはしていましたが、4日間で8バーディという数字が物語っているように、バーディチャンスに付けることができませんでした。ちなみに、さくらちゃんは2日間で8バーディです。ただ、豊富な経験をもとに最後まで粘りのゴルフをしていました。最終日に1m以内のショートパットを2回外したように、泣き所となっているショートパットが最後に足を引っ張りました。それでもこの1試合で稼いだ賞金は、今シーズンのさくらちゃんの賞金額とほぼ同じでした。こういう試合は予選通過しておかないといけませんね。
葭葉さんは初日68で大きな貯金を作って予選通過しましたが、2日目以降の3ラウンドは全て76でした。3日目と最終日は初日よりもパーオン率が高かったにも関わらずスコアを大きく落としてしまいました。飛距離は世界に通用するのですが、ショートゲームがまだ粗いですので仕方がありません。初日はパット数25というように勢いでスコアを作ったという感じでしょうか。勢いは1日だけなら可能ですが・・・・・。
国内ツアーから参戦した選手は葭葉さん以外全員が予選落ち、その中には国内ツアートップクラスの韓国人選手3人と国内ツアーの日本人選手ナンバーワン鈴木さんが含まれています。
1試合だけの結果でアレコレ言うのは的外れな場合も多いですが、例年、国内予選を突破して全米女子OPに出場しても良い結果を得ることはできていません。
世間でもスポット参戦しても結果を出すのは難しいという意見が多いようです。
しかし、さくらちゃんは以前スポット参戦で全米女子OPに出場し続けて1度も予選落ちしたことが無く、2010年オークモントの10位や2014年パインハーストでの7位という結果を残したのも事実です。
藍ちゃんが日本の若手選手に対して、スポットでも海外メジャーに挑戦した方が良いとコメントしているのは正しい意見です。チャレンジしないと得ることができないものが沢山あります。失うのはお金だけです(笑)。
今回はフェアウェーが広く葭葉さんには有利なコースだったと思いますが、また別のタイプのコースであれば鈴木さんだってチャンスはあるかも知れません。懲りずに積極的に海外メジャー参戦し続けて欲しいですね。
今大会の結果だけではなく、ここ2~3年の女子ゴルフを見ていると、残念ながらアメリカツアーと日本ツアーの格差は広がっているのは事実でしょう。スポット参戦してもお金を捨てに行くような結果になる可能性は大ききいです。しかし、格差を詰めるためにはチャレンジするしかないでしょう。
全英女子OPも辞退の嵐でした。国内ツアーの選手が内向きになっては海外から取り残される一方です。
以下の2点は何度も提案してきたことですが、協会は変えようとしません。
①海外メジャーでの獲得賞金額を国内ツアーの賞金ランクに反映させること
海外メジャー参戦を躊躇する理由は色々あるでしょうが、特に賞金ランク上位の選手にとって気になるのはコレでしょう。自信が無いとか、体力的に難しいというのでは最初から負けています。
②アメリカツアー本格参戦しやすくするために、シード権保留制度を導入
賞金女王やメジャー優勝等しない限り複数年シードを得ることはできません。普通のシード選手は1年1年が勝負ですからアメリカツアーに参戦しても国内ツアー復帰のことを考えると中途半端な参戦になってしまいます。国内と海外を行ったり来たりしても上手くいくわけないですし、アメリカツアーに専念してもシードを確保できる保証はありません。アメリカツアーから撤退しようとしても、智恵ちゃんのようにセカンドQTから挑戦しなければならないというのではチャレンジを躊躇するのは当然です。
アメリカツアーに本格参戦する場合は国内ツアーのシード権を使用しないのですから、シード権を国内ツアー復帰する時まで保留できるようにすれば良いのです。それでも主催者推薦で数試合は国内ツアーに出場できます。
「若い時、脂の乗り切った時に思い切ってチャレンジして来なさい。」と背中を押して上げるのが協会の役割だと思いますよ。そんなことすれば若手選手がドンドン海外に流出してしまう・・・・と思っているのでしょうが、大丈夫です。すぐに戻って来ますから・・・(笑)。でも1人や2人はアメリカツアーで大きく成長してくれるかも知れません。もし第2の藍ちゃんが出てくれば、この制度を導入した人は協会内で偉くなれますよ・・・(笑)。